トレーニング

【明石商】名将によるバッティング上達メソッド!(狭間善徳 監督)

2021.11.15

打撃指導に定評のある6人の名将が技術論を中心とした打撃論を存分に語っている『高校野球監督がここまで明かす!打撃技術の極意』(大利実/カンゼン)。その著書の中から今回は、明石商業高校・狭間善徳監督の章の一部分を紹介します。19年春夏ベスト4、近年多くの教え子をプロに輩出している監督は、どんな打撃指導をしているのでしょうか?


狭間善徳の「打撃メソッド」とは?

1.バッティングも守備も基礎が大事

備え・間・タイミング・バランスは野球の基礎。これは、バッティング、守備の両方に共通する。基礎があっての基本であり、その上に応用がある。ここを疎かにしていると技術は身に付かない。


2.インハイを打てるように備える

インハイは打つのが一番難しく、窮屈に打たなければいけないコース。前の肩(右バッターなら左肩)の高さのボール球を打てるように構えることが、結果的にいい打ち方につながる。


3.下半身は捻るが、上半身は真っすぐに

下半身と上半身を一緒に捻ってしまうと、後ろのヒジが抜けにくくなり、ドアスイングになりやすい。下半身は捻りながら、上半身は両肩を結んだラインをピッチャーに向けたままにすることでバッティングの精度、確率が上がる。


4.割れの作り方、タイミングの取り方は3種類

バッティングで重要な「割れ」「タイミングの取り方」はひとつの方法論だけでなく、それぞれ3種類ずつある。選手の適性に応じて、一番やりやすい方法を選択させ、感覚を養っていく。


5.ヘッドを利かせる工夫

グリップ側に支点を作ることでバットのヘッドが走り、ボールを押し込めるようになる。前の手を自分の体のほうに戻す、手の平でなく指で軽く握るなど、支点をうまく使うことが重要。


PICK UP!

新着情報