トレーニング

「野球脳を鍛える配球問題集」にチャレンジ!(問題4)

2020.9.22

配球問題集で野球脳を鍛えよう!筑波大学川村卓准教授による配球問題集の問題を解きながら、配球の超基本から最新理論まで覚えられる!今すぐ挑戦だ!


問題4

試合中盤以降、カウント2 −2になった場合は、どのようなコースに投げ込むとよいでしょうか?

前提条件

投げられる球種:ストレート、カーブ、スライダー
バッターの特徴:前かがみに構える
場面設定:試合中盤




正答例


前の投球で対応が変わる
バッターによっては「もう1球ボールになればフルカウントだ」と考える欲が出てきます。そのためストライクや際どいコースはファウルで逃げ、ボールを投げさせようとしてくることもあります。
このようなバッターに対してピッチャーは、「フルカウントになってもよい」と考えるか、「ストライクゾーンに投げてここで勝負する」と考えるかを決めて攻める必要が出てきます。

1 -1と同じように、この「平行カウント」はバッテリーの考えが最も反映される場面です。
攻める場合にはウイニングショットを使いつつ、「ボール球を投げられる余裕があるんだ」と捉えたいものです。

なお何度か紹介しているように、いくらよいボールでも連続して投げるのは危険です。そのため、「ウイニングショットを連投する」「似たようなコースに同じ球種を投げる」といったピッチングは避けるようにしましょう。

書籍紹介



「次の一球は?」野球脳を鍛える配球問題集

・川村卓(著)
・辰巳出版
・1210円



【内容紹介】

発売後、たちまち増刷!!
本書は配球のセオリーや状況の考え方を、設問と回答から学べるように構成した配球問題集。
バッターを揺さぶる投球、カウントごとのピッチングセオリー、バッターの特徴に合わせた攻め方など
野球脳が鍛えられる42問を収録。

本来は実戦を通して覚えていく配球論ですが、この本の問題に合わせて配球を考えることで野球脳が鍛えられます。
どこでも鍛えられるおすすめの1冊です。
( 元プロ野球選手・野球解説者 谷繁元信)

野球においての、配球の超基本から最新理論(ピッチトンネル)まで覚えられる!

第1章 配球の基本
はじめて対戦するバッターに対して、どのような球種・コースへの初球が望ましいでしょうか?
ほか

第2章 バッターのタイプ別配球
トップの時に「グリップが肩のラインよりも上に来てバットをやや寝かせ気味にするバッター」
には、どのコースへの投球が有効でしょうか?
ほか

第3章 カウント別配球の基本
試合中盤以降、カウント0-0のときに、どのような「入り」をするとよいでしょうか?
ほか

第4章 状況別配球の基本
ランナー1塁の状況でピンチを広げないためには、どのようなコースへどのような球種を投げると
よいでしょうか?
ほか


【著者プロフィール】
川村 卓(かわむら たかし)
1970年生まれ。筑波大学体育系准教授。筑波大学硬式野球部監督。全日本大学野球連盟監督会運営委員会、首都大学野球連盟理事・評議員。
札幌開成高校時代には主将・外野手として夏の甲子園大会に出場する。また筑波大学時代も主将として活躍。筑波大学大学院修士課程を経た後、北海道の公立高校で4年半、監督を経験する。その後2000年12月に筑波大学硬式野球部監督に就任。06年秋季首都大学野球リーグ優勝を果たす。
主にスポーツ選手の動作解析の研究を行っている。



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