トレーニング

「野球脳を鍛える配球問題集」にチャレンジ!(問題1)

2020.9.1

配球問題集で野球脳を鍛えよう!筑波大学川村卓准教授による配球問題集の問題を解きながら、配球の超基本から最新理論まで覚えられる!今すぐ挑戦だ!


問題1

狙いを絞らせないためには、バッターを揺さぶることが効果的です。
はじめに身につけたい投げ分けは「どこ」と「どこ」でしょうか?

前提条件

投げられる球種:ストレート
バッターの特徴:ー
場面設定:ー




正答例


ピッチャーが最も投げやすい横の揺さぶり
内角と外角の投げ分けはピッチャーが全員練習をします。一方で同じ立ち位置から、インコースとアウトコースを同じようにしっかりと打てるバッターはいません。そのため、ピッチャーのコンディションがよくなくても、比較的有効な揺さぶりになるのがこの横への投げ分けです。また左右の投げ分けをすることでバッターが狙っているコースを把握できたり、得意とするコースがつかめたりします。

この横の揺さぶりですが、調べていくとリリース時の指の角度の違いにポイントがありました。指の角度が1度変わると、ボールの軌道が24〜30センチ変わることがわかったのです。ホームベースの横幅は約43センチですから、多少コンディションが悪くても、リリース時の指の角度を2度の範囲で調節することで、左右に投げ分けることができます。まずはストライクゾーンを大きく左右に2分割したところに投げられるようにしましょう。そうすればぎりぎりのコース、つまりは打たれないコースへ投げる機会が増えてきます。

書籍紹介



「次の一球は?」野球脳を鍛える配球問題集

・川村卓(著)
・辰巳出版
・1210円



【内容紹介】

発売後、たちまち増刷!!
本書は配球のセオリーや状況の考え方を、設問と回答から学べるように構成した配球問題集。
バッターを揺さぶる投球、カウントごとのピッチングセオリー、バッターの特徴に合わせた攻め方など
野球脳が鍛えられる42問を収録。

本来は実戦を通して覚えていく配球論ですが、この本の問題に合わせて配球を考えることで野球脳が鍛えられます。
どこでも鍛えられるおすすめの1冊です。
( 元プロ野球選手・野球解説者 谷繁元信)

野球においての、配球の超基本から最新理論(ピッチトンネル)まで覚えられる!

第1章 配球の基本
はじめて対戦するバッターに対して、どのような球種・コースへの初球が望ましいでしょうか?
ほか

第2章 バッターのタイプ別配球
トップの時に「グリップが肩のラインよりも上に来てバットをやや寝かせ気味にするバッター」
には、どのコースへの投球が有効でしょうか?
ほか

第3章 カウント別配球の基本
試合中盤以降、カウント0-0のときに、どのような「入り」をするとよいでしょうか?
ほか

第4章 状況別配球の基本
ランナー1塁の状況でピンチを広げないためには、どのようなコースへどのような球種を投げると
よいでしょうか?
ほか


【著者プロフィール】
川村 卓(かわむら たかし)
1970年生まれ。筑波大学体育系准教授。筑波大学硬式野球部監督。全日本大学野球連盟監督会運営委員会、首都大学野球連盟理事・評議員。
札幌開成高校時代には主将・外野手として夏の甲子園大会に出場する。また筑波大学時代も主将として活躍。筑波大学大学院修士課程を経た後、北海道の公立高校で4年半、監督を経験する。その後2000年12月に筑波大学硬式野球部監督に就任。06年秋季首都大学野球リーグ優勝を果たす。
主にスポーツ選手の動作解析の研究を行っている。

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