トレーニング

踏ん張りの利かないスパイクの履き方は改めよう

2015.11.18
 みなさん、スパイクにはどれくらいのこだわりがありますか?
 コーチングをしているとスパイクを活かし切れていない選手をたまに見かけるため、今回はそのあたりのお話をしてみたいと思います。

 スパイクというのは靴というよりは、第二の肌として扱うと良いと思います。しかしそうやって扱えない形でスパイクを履いている選手がよくいるんです。一番は、紐をしっかり結んでいない選手です。スパイクには紐を通すたくさんの紐穴がありますが、これを上の方で余らせている打者がいます。この穴はすべて使うべきなのです。

 穴を余らせている選手に聞くと「動きにくい」とか「きつい」からと答えます。ですがそう感じるということは、根本的にスパイクが足に合っていないということになります。

 スパイクの中で足が遊んでしまうような緩さで紐を結んだり、穴をすべて使わずに足首がブレてしまう履き方をしていると、踏ん張りが利かなくなります。踏ん張りが利かないということは当然パフォーマンスも落ちますし、捻挫もしやすくなります。

 ピッチャーが投げる力強いボールを、力強く打ち返していくためにも、スパイクは良い形で使うようにしてください。まず紐は下の方からしっかりときつく編上げ、一番上の穴まで通し、きつめに結ぶようにしてください。これができないようであればそのスパイクは足に合っていないということになります。

 中には一番上の結び目だけをしっかり結べば良いと考えている方もいるかもしれません。しかしそうではなく、下の方からしっかりと足に合わせて編み上げてください。そして脱ぐ時も履く時も紐は一回一回結び直します。

 ボールを打った瞬間の非軸足の裏には、想像以上の負荷がかかってきます。踏ん張ってその負荷にしっかり耐え、強い打球を打ち返していくためにも、スパイクはただの靴ではなく、第二の皮膚として扱うように心がけてみてください。これをしていなかった選手がこれをするだけでも、パフォーマンスは僅かだったとしても必ずアップするはずです。




  


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