企画

【準硬式野球紹介】先輩たちが本音トーク“ジュンコー”大好き座談会(前編)

2020.7.30

選手やマネージャー、連盟役員など、準硬式野球の世界で活躍する5名の学生を招集。内にいるからこそわかる、マイナーだけ ど楽しすぎる“ジュンコー”の魅力を語ってもらった。


学業やアルバイトとの両立も可能
準硬なら野球を諦めなくていい

——はじめに、みんなが準硬(準硬式野球部のこと)に入った理由を教えて。

吉田 ぼくは親に無理言って大学に行かせてもらったので、アルバイトができる野球部に入るのが絶対条件でした。ちょうどプロ入りで騒がれていた鶴田圭祐さん(元楽天、現在米国修行中)をテレビで見て調べたら、帝京の準硬に所属していてアルバイトもできることが分かり、ここだ!と。で、AO入試で狙い撃ちしました。今年も大曲錬選手(福岡大)がドラフトの注目選手ですし、準硬式にも硬式に負けないくらい高いレベルの野球もあります。

井上 ぼくは地元が佐賀なのですが、高校の先輩が日大の準硬に入部したこともあり、九州遠征でチームが佐賀に来られたときに見学に行ったんですよ。そこでコーチの杉山さん(日大三時代キャンプテンとして甲子園優勝を経験)に出会い、“この人と一緒に野球したい!”って思ったのが理由です。

一同      おぉ〜ッ!!!

井上 ぼくもAO入試で受けたのですが、日大スポーツ科学部のAOは池江璃花子さんとか、平野歩夢くんとかオリンピックレベルのアスリートが集う狭き門で撃沈……。父が日大の理工学部出身なので“校友子女入試”という日大独自の入試方法で小論文と面接の入試を受けて合格しました。

井上絢一朗くん(3年)
日本大学・スポーツ科学部競技スポーツ学科所属。実行委員長と新人戦の委員長を兼任。チームでは内野兼捕手。

篠原 わたしは部活選びに3つ条件がありました。1つ目が一生の糧となるものを学べること、2つ目が打ち込める環境であること、3つ目は勉強と両立できること。自分で競技を続けるかも悩みましたが、最終的に野球部のマネージャーを選びました。なかでも準硬式は日本一を目指している環境にありながらも、野球だけでなく社会人の基礎を学べると知り、選びました。

——中央の準硬式はアルバイト禁止?

篠原 マネージャーはアルバイトOKです。選手は禁止ですが、年に数回、小中学生向け野球教室があるので、それらを部費に充てています!

篠原正子さん(4年)
中央大学・経済学部経済情報システム学科所属。高校時代は陸上選手。ガッツ溢れるマネージャーで新人戦委員長。

中島 わたしは高校時代、リトルシニアのマネージャーをしていたんですよ。ずっと大人に囲まれてマネージャー業をしてきたから、高校時代の先輩に誘われて大学で準硬を見学に行ったとき選手だけで野球をしているのに感銘を受けたんです。“大人がいなくてもできるんだ!”って。それで入部しました。

渡邊 わたしも高校で野球部のマネージャーをしていました。予選のチケットを売るところから動いたり、すごく熱心に活動していたんですが、運営の仕事が多く、練習試合で久々にメンバーを見て「あの子セカンドになったんだ……」みたいな状態になることがしばしばで、3年間燃え尽きられなかったんです。それで、学生だけでやっている準硬式なら現場とも積極的に関わることができるかもと思って選びました。

渡邊ももさん(3年)
立教大学・経営学部国際経営学科所属。高校時代から野球部のマネージャー。昨年から関東連盟の学生委員に。


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