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【佐伯鶴城】狩生聖真|進路はプロ一本!日本を代表する投手を目指す

2024.7.25

この夏の大分大会は残念ながら準々決勝で敗退となった佐伯鶴城。狩生自身も最後の試合はリリーフでマウンドに上がり、5回5安打2失点と不完全燃焼に終わった。プロ注目右腕はこれからどこを目指すのか?目標、将来についてお話を聞きました。(取材日:6月25日)


刺激になった古川雄大の存在

━━中学時代は軟式野球部で遊撃手としていた狩生投手ですが、高校に入って投手に転向しました。迷いはありませんでしたか?

もともと投手をやってみたいと思っていたし、過去に森下暢仁さん(広島)など多くのプロ野球選手を育ててこられた渡邉正雄監の指導を受けられるということで、迷いはありませんでした。ただ、投手のことを何も知らなかったので、最初の頃は先輩にストレッチのやり方やブルペンでの投球練習を教えてもらいながら、少しずつ覚えていきました。

━━2年秋に「プロ一本」と表明しましたが、プロを意識するようになったのはやはり高校に入って渡邉監督に出会ったことが大きかったですか?

中学時代は大分県優勝や九州大会4強とそれなりに結果を残すことはできましたが、当時は遊撃手としてプロを意識できるレベルではありませんでした。高校に入ると、プロ野球選手になった渡邉先生の教え子の方が挨拶にいらっしゃることもあって、少しずつプロ野球を身近に感じられるようになりました。また、自分が1年生の時には3年生に同じ中学出身の古川雄大さん(西武)がいました。古川さんがどんどん注目されるようになり、ドラフト2位でプロ入りする姿を見たことも刺激になりましたね。

━━その後は順調に成長を続け、今春には150キロを計測し前侍ジャパン監督の栗山英樹さんにもその素質を高く評価されました。自分自身で成長を実感できているポイントはありますか?
 
去年の夏後も球速は144㌔からまったく伸びてこなかったんですけど、冬に体重や筋量も増えたこともあって、球の強さが出てきたなと実感しています。150㌔が出た時も指のかかりが凄く良かったので、納得のいく球が行っていました。また、下半身を鍛えたことで制球力も良くなりました。その効果もあって、試合の流れを自分で作れるようになってきたと思います。投手の経験が増えていくにつれて『ピッチング』を覚えてきたと言いますか、追い込んでからの球だったり、入り方だったり、いろんなことを覚えてきたと思います。変化球の使い方もそうだし、真っすぐの使い方にも幅ができてきたので。


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