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【二松学舎大附】東京都選抜コンビ対談!「仲の良い野球部の方が強い!」

2019.3.6

右田稜真くんはキャプテンとして、野村昇大郎くんは不動のリードオフマンとしてチームの主力として活躍しています。昨年の12月には東京都選抜としてキューバ遠征を経験。野村くんは第4戦目に貴重な同点タイムリーを打ち、右田くんは錚々たるメンバーの中で4番を務めました。初海外がキューバという二人に貴重なお話を伺いました。


渡邉勇太朗さんのボールは衝撃的だった!


――キューバ遠征の感想を聞かせてください。
右田「今まで代表チームなどに選ばれた経験がなかったので、高いレベルの選手と接することで野球に対する考え方や取り組み方など参考にできることを多く見つけられました。キューバ―の選手からは野球へのハングリーさを感じました。特に試合終盤の集中力は凄かったです」
野村「ただただ実力に驚かされました。同年代ですが190㎝を超える選手が沢山いて、ボールも日本で見たことないくらい速かったです」

――キューバの環境についてはどう感じましたか?
右田「グラウンドはボコボコの状態でした。一応天然芝でしたが、内野も外野も良い芝とはいえず、ボールが上手く転がってくれなかったです。特に内野手は苦労していましたね」
野村「普通にグランドにゴミが落ちていたり、トイレはバケツで流さないといけなかったり。だいぶ日本と環境は違いましたね」
右田「日本食はなかったので食事の面は苦労しました」
野村「でも、何事も変えられない貴重な体験ができて良かったです」

笑顔でインタビューに答えてくれた野村昇大郎くん(左)と右田稜真くん(右)


――海外の洗礼を受けたわけですね。さて、話題を変え野球部について聞いていきます。まず2人が二松学舎大附を選んだ理由は何でしょう?
右田「僕は千葉県出身なのですが、親元から離れたいという思いがありました。行くなら東東京の強いチームという願望があったので、二松学舎大附から声をかけていただき入部を決めました」
野村「僕は96回大会の東東京大会決勝戦(二松学舎大附×帝京)をたまたま観戦していて、目の前で二松学舎大附が優勝しました。その姿を見て明治神宮球場でプレーしたい思いが芽生え、立野部長に直接『練習を見に来てください!』とお願いして、入部が決まりました」

――野球部の練習時間を詳しく教えてください。
右田「平日は15時から19時まで練習し、そこから夕食。食べ終わったら20時から21時半までウエイトトレーニングをします。休日は9時から19時まで練習し、夕食を済ませたらウエイトトレーニングです」
野村「通いの生徒も一部いますが、基本的には寮生活です。月曜日が完全オフの日なので、日曜日の練習が終わったら一度実家に帰ります。そして火曜日から寮生活が始まるといった感じですね」

――野球部の雰囲気はどうですか?
右田「明るいと思います。先輩たちからはとてもフレンドリーに接していただきました。上下関係は厳しいとは思いません。
野村「市原監督の「仲が良い野球部の方が強い」という方針がずっと受け継がれていると思います」
右田「食事の時もなるべく同学年で固まらず、上級生2人下級生2人というテーブルの分け方を徹底しています」

――野球部で今流行っていることは何ですか?
野村「う〜ん、携帯電話は禁止ですし、特に思い浮かばないですね……」
右田「あえて挙げるなら『ストレッチ』ですかね。身体が硬い選手が多いので、器具を使って毎日ストレッチをします」

――1番キツい練習メニューは何ですか?
右田「冬場のボックス練習はキツいです」
野村「オフにやるトレーニングで、コーンを正方形にセットし、ダッシュやサイドステップやバック走をミックスして走ります。タイムが決められているので、全力で走らないといけないので辛いですね。1日練習の日はボックスだけで午前中は終わる時もあります」

――今まで対戦した選手で凄いと思った選手は誰ですか?
右田「去年の甲子園で対戦した浦和学院の渡邉勇太朗さん(埼玉西武ライオンズ)が一番ですね」
野村「僕も同じです。スライダーのキレもストレートも衝撃的でした」
右田「自分としては完全に打ったと思ったスライダーを空振りしてしまった。あれは人生で初めての体験だったかもしれません。あと、同年代なら井上広輝(日大三)ですね」
野村「東京選抜で一緒にプレーしたのですが、球の速さが群を抜いていました」


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