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【国士舘】バッティングピッチャーで投手陣を育成

2018.7.15

石井崚太、井田尚吾、草薙柊太の左腕三本柱を中心とした投手陣が最大の魅力である今年の国士舘。その強力な投手陣を作り上げた練習法や夏に向けての起用法について永田昌弘監督に話を伺った。



オフシーズンの打撃力向上が実を結び、掴んだ春の東京都大会準優勝。だが、今年のチームの最大の特徴は石井崚太、井田尚吾、草薙柊太を中心とした「左腕三本柱」の投手陣である。春の大会は石井と井田を先発、草薙を抑えという継投策が見事にハマったのだ。同じ左腕の三投手だが、それぞれ異なるタイプだと永田昌弘監督は話す。

「石井はストレートのキレが良く、欠点が少ない投手です。3人の中では一番コントロールが安定しています。井田の持ち味は度胸の良さ。打者の胸元を突ける投球ができますね。草薙は変化球で勝負するタイプで、球に力強さがあります。関東大会後の練習試合からはそれぞれが完投できる投手になれるように登板させてきました」。

抑えを任せられていた草薙は6月に行われた富島(宮崎)との練習試合で二桁奪三振を記録し完封勝利を上げるなど、三投手とも順調に成長してきている。

「やはり先発完投できる投手というのが一番良いと思いますが、夏の大会は後半になると日程が詰まってくるので完投は難しい。なので、夏も継投策というのは考えています。これは私の持論ですが、9回に出てくる代打というのは左バッターが多いんですよ。だから左の抑え投手を作りたいとずっと思っていました」。

左投手3人を率いて戦うのは永田監督の経験上初めてとのこと。夏はどのような継投策を用いてくるのか注目していきたい。


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