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【広陵】今すぐトライ!伝統高校の守備基礎メニュー

2016.11.21

オフは基本練習を徹底し、守備力を鍛える広陵高校。このページでは広陵高校が実践している基本練習の一部分を紹介する。ぜひ参考にし、守備力向上を目指して欲しい。

MENU1 片足ケンケン送球練習

股関節に体重を乗せ、軸足を前に出す

ボールを捕球後、ケンケンと軸足ステップを踏み送球。股関節にしっかりと体重を乗せて投げる。ポイントは捕球後に軸足をもう片方の足の前に出すこと。軸足を引いてしまうと身体の軸がブレ、暴投が起こりやすい。股関節が硬いと身体が後ろに流れ、送球がシュート回転してしまうので気をつけよう。

(左)ケンケンとステップを踏み、股関節に体重を乗せることを意識する。
(右)軸足をもう片方の足の前に出して投げることで、身体の軸がブレずに送球できる。

MENU2 ゲッツー送球練習

細かい動きでグラブさばきが上達

三遊間と一二塁間の深い打球を、二遊間がダブルプレーの送球をする基礎練習。細かい動きが多いため、自然とグラブさばきが上手くなる。広陵高校は、この練習を投手・外野手などポジションに関係なく行っている。繰り返し行うことで、柔軟な関節の使い方を身につけられるのだ。

(左)地面スレスレに軸足を曲げ送球。細かい動きが密集されたプレー。
(右)セカンドからのダブルプレー送球は逆の動きをするため非常に難しい。

MENU3 キャッチボール応用練習

実戦向きの動きのあるキャッチボール

自分で身体の前後にボールを落とし、素早く拾い、全力で送球する。この練習をキャッチボールの中に取り入れる。こういった練習を毎日やることで送球ミスの改善に繋がるのだ。キャッチボールに自分で動きを加え、常に試合のことを意識し、動きながらでも安定した送球をできるようにしよう。

(左)前にボールを落として拾いながら送球する場面は実戦でもよくある光景。
(右)後ろにボールを落とし、振り向きながら素早く送球する実戦向きの練習。

MENU4 柔軟性を上げる練習

地面から15cmキープしよう

股関節を柔らかくさせるための股割り。地面から15cmキープを目指そう。柔軟はやればやるほど柔らかくなるので、継続が大切となる。特にゴロをさばく機会が多い内野手は股関節を柔らかくすることで、低い体勢を作りやすくなり、ゴロをトンネルしてしまう確率がグンと下がる。

つま先がしっかりと上に向き、膝が真っ直ぐ伸びた美しいフォームの股割り。股関節の柔らかさは守備力の向上へ繋がるので、毎日やるようにしよう。



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