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【少年野球指導者のひとり言】送球は打者走者との勝負です

2016.7.15
先日の試合で大敗しました。

点差ほどの力の差はなかったと思いますが結果はコールド負け。どういう負けであれ、結果はベンチの責任です。真摯に受け止め、この反省を次に活かさなければなりません。昨日の試合で一番課題を感じたのは「攻める気持ち」でした。ひとつ象徴的なシーンをご紹介します。

打球は平凡な内野ゴロ。捕球した内野手は慎重に捌こうとしたのでしょう。送球を置きにいってしまい、結果はワンバウンドの悪送球。丁寧に処理しようとしたのだと思うので責められないところはあるのですが、ここにひとつの課題が潜んでいます。

例えば盗塁の時。2塁に送球する捕手で、送球を「置きにいく」選手は皆無です。なぜならば、走者と「勝負」しているからです。盗塁を阻止するという防御行為でありながら、そこには攻撃的要素を多分に含んでいます。

内野ゴロの処理も「打者走者との勝負」です。「送球しないといけない」とか「悪送球してはいけない」という防御的な発想になってしまうとあまり良い結果は望めないように思います。特に送球距離の長いサード、ショートは「打者走者との勝負」という攻撃的な発想を持って守りたいところです。

まだまだ「攻撃的に守る」という思想が浸透していないのは、指導する側の責任だな、と痛感しました。負けたことよりもその点での自分の力不足が本当に悔しいです。うちの選手は他人に優しくて、礼儀正しい、いい子が多いと思います。この選手たちに「攻める姿勢」を浸透させるために、自分の力不足を反省し、更に真剣に向き合ってみようと思います。

※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


  


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