緒方耕一 師匠
1968年9月2日生まれ。熊本県出身。1987年に巨人に入団し、2度の盗塁王に輝くなど活躍。98年に引退し、2002年から通算7年間、巨人の外野守備・走塁コーチ。日本代表でも2大会連続で外野守備・走塁コーチ務めた。現在は野球解説者として活躍
プロ技③ 盗塁
盗塁成功の秘訣はスタートの構えとスライディングにあり
盗塁は、スタートで決まるといっても過言ではない。スタートが悪いと道中で身体に力みが出てしまい、動きが鈍くなってしまう。より良いスタートを切るために構えをしっかり作ることが重要である。
スタート時に前傾姿勢だと身体を捻る動作が大きくなってしまうので、やや立ち気味で、つま先6かかと4くらいの荷重がベスト。また、どうしても牽制を気にしてしまう選手は、リード位置を少し後ろに取れば、帰塁しやすくなるぞ。
そして、スライディングはベースから近すぎず、かつ、スピードを落とさない位置から、速く、強く滑り込むのだ。