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緒方耕一師匠のプロ技道場「ワンランク上の走者になるべし」盗塁編

2016.6.7

緒方耕一 師匠
1968年9月2日生まれ。熊本県出身。1987年に巨人に入団し、2度の盗塁王に輝くなど活躍。98年に引退し、2002年から通算7年間、巨人の外野守備・走塁コーチ。日本代表でも2大会連続で外野守備・走塁コーチ務めた。現在は野球解説者として活躍
















プロ技③ 盗塁
盗塁成功の秘訣はスタートの構えとスライディングにあり

盗塁は、スタートで決まるといっても過言ではない。スタートが悪いと道中で身体に力みが出てしまい、動きが鈍くなってしまう。より良いスタートを切るために構えをしっかり作ることが重要である。

スタート時に前傾姿勢だと身体を捻る動作が大きくなってしまうので、やや立ち気味で、つま先6かかと4くらいの荷重がベスト。また、どうしても牽制を気にしてしまう選手は、リード位置を少し後ろに取れば、帰塁しやすくなるぞ。

そして、スライディングはベースから近すぎず、かつ、スピードを落とさない位置から、速く、強く滑り込むのだ。



リードの始動はベースの後ろから。ファーストベースの外角とセカンドベースの外角の延長線上にリードを取れば、タッチが遠くなり、成功確率を上げられる



斜めにスライディングをすることで地面との摩擦が少ないためスピードが落ちず、伸ばした足の操作もしやすい。


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