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【少年野球指導者のひとり言】野球は『眼』ではなく『足』でするもの

2016.4.29
今日はボーイズの今季初公式戦。
結果は・・・大敗でした。残念です。しかし試合中のプレーの中で幾つか納得のいかないものがありましたので、試合後のミーティングで以下のような話をさせてもらいました。

「今日の守備では、打球が飛んだ瞬間に『ああ、これは抜けるなぁ〜』と判断して、しっかり追いかけていない場面があったよね?これって君たちが『眼』でプレーしている証拠だよ。野球っていうのは眼でやるものじゃなくて、『足』でやるものなんだよ。本気で球を追いかけてこそ、「捕れるから突っ込もう」「捕れないから回り込もう」という判断ができる・・・、以下云々」

これは特に高校生くらいまでは大事な観点だと私は思っています。高校生くらいまでは走力は上がります。「一生懸命走ってみたら、球に追いついて捕れた」みたいなことは小中学生であれば頻繁に起こります。ところが眼で判断する選手は眼で「捕れないな」と判断してしまうため、自分自身の身体能力の成長をプレーに活かす機会を逸してしまうのです。これってとても残念ですよね。

厳しい冬練を真剣に取り組み、乗り越えて来たのであれば、身体能力は向上しているはずです。練習の成果を生かすためにもまずはしっかり足を使ってプレーすることを心がけさせたいですね。

※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


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