高校生におすすめの「抱っこスイング」体幹と下半身を使って、ボールの数ミリ下を バットの芯を出す
ここまでの理論を体得するために、さまざまなドリルがあります。高校生のみなさんにもっともシンプルでわかりやすいのは、胸の前でバットを抱えて、スタンドティーを打つ「抱っこスイング」です。<おすすめドリル|抱っこスイング>
高校生におすすめなのが、胸の前で抱えたバットでスタンドティーを打つ「抱っこスイング」。あえて手が使えない状態にすることで、理想的な体の使い方を体得できる。
手が使えない状態でいかに、ボールに圧をかけるか。体幹と下半身を回し、右半身と左半身が入れ替わることで、バットの芯が投球方向に向くことを実感できるはずです。
バットの芯がどう動いているかにも注目してください。必ず、捕手方向からホームベース上を通って、投手方向に進んでいます。実際のバッティングで、この軌道を作れているでしょうか?
このスイングができてこそ、捕手側の深いポイントでも、芯をボールに向けることができるわけです。おすすめの練習なので、ぜひチャレンジしてみてください。バッティングに対する考え方が変わるはずです。(取材・文=大利 実 写真=花田裕次郎)
根鈴雄次
1973年8月9日生まれ、東京都出身。日大藤沢高校入学後、体育会独特の雰囲気等に悩み中退。10代で渡米。帰国後、都立新宿山吹高校に通い、1996年に法政大学入学。卒業後、MLBを目指して渡米し、モントリオール・エクスポズの3Aに昇格。その後、カナダやオランダ、日本など、複数の国を渡り歩き、2012年に現役引退。現在は横浜市青葉区に「根鈴道場」を開設し、杉本裕太郎(オリックス)や清宮幸太郎(日本ハム)らの打撃指導に携わっている。関連記事
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