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【直撃!2016年注目プレーヤー③】九産大付属九州産業高校 梅野雄吾投手

2016.1.29

「いいチーム×笑顔のマウンド=全国制覇」

秋季九州大会に出場するも惜しくもベスト8で敗退し、今春のセンバツ出場は絶望的となった九産大付属九州産業高校・梅野雄吾投手。
この冬、課題である精神面の成長を目標に掲げ、夏の大会へ向けて徹底的に鍛え直す。



――福岡大会準決勝・福岡大大濠戦、ドラフト候補右腕・浜地真澄投手と投げ合い、ノーヒットノーラン。九州大会準々決勝・鹿児島実戦は、味方のエラーに端を発したコールド負けと「天国と地獄」を味わった昨秋の収穫はありましたか?
「福岡大会優勝後、『九州一』でのセンバツ出場を目標にしていました。しかし、九州の強豪校と対戦し、コールド負け。レベルの差を感じられました」

――レベルの差を、いかに乗り越えたいと思いますか?
「精神面の成長です。具体的には、味方のエラーに動じず、一定の気持ちでぶれない投球をしたいです。その結果、平川剛監督が言われるように、心に余裕ができ、笑顔でマウンドに立てると思います」

――技術面の目標はありますか?
「春季大会で、1年夏のスタンド応援で観戦した小野郁さん(西日本短大付―東北楽天)の福岡最速153キロに並び、夏に157キロで全国制覇を狙いたいです」

――そのためには、入学時の160センチから174センチまで成長した身長をまだまだ伸ばしたいですね。その方法は?
「寝ることと就寝前に牛乳を飲むことです。父の提案ですが、鏡にむかって『背が伸びろ』と念じてみることもしようかな」

――球速アップには冬トレの体力強化も、重要になりますね。具体的な取り組みは?
「逆立ちによる『バランス強化』、腹筋・背筋による『体幹強化』、ウエイトとランニングによる『下半身強化』をメインに考えています。風呂上りの柔軟体操も重視しています。しなやかになれば、バランスもよくなり、課題の制球力も克服できると思います」

――独自メニューがあれば教えてください。
「足首と手首を鍛えるため、縄跳びを取り入れています」

――食事で気をつけている点は? 食事量はどのくらいですか?
「母のすすめで、小学3年から植物性プロテインを飲んでいました。今は練習直後のゴールデンタイムに、強化食を摂取し、夕食は寮で3杯のご飯を食べます。ピーマンが嫌いでしたが、寮に入り、なんでも食べるように心がけ、今では食べられるようになりました」

――最後に夏の目標を教えてください。
「秋は自分で何とかすると思っていました。でも、『ワンマンチーム』ではだめだとわかりました。守備力強化の冬トレでチーム力が上がってきていると実感しています。『いいチーム』で甲子園に行き、全国制覇をしたいと思います。そのためには、『笑顔でマウンド』に立ちます」


PROFILE
うめのゆうご/1999年1月13日生まれの福岡市出身。174センチ78キロ、右投右打。九産大付属2年春からエース。秋季九州大会ベスト8。



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