野球が“仕事”になるのはプロ野球選手だけではありません。今までやってきたことを活かす術というのは必ず存在する。動的ストレッチマシンの販売やジムの運営をするホグレル株式会社も野球を仕事にすることができる会社のひとつ。野球部も備え社会人野球にも参戦するホグレル株式会社ではどのように野球を仕事にしているのかを伺いました。
野球と仕事は両立できる
Timely!でもおなじみの球速120キロから145キロを実現した相原雅也氏が監督を務めるホグレル野球部。部員の9割はホグレル株式会社で働く社会人だ。野球と仕事を切り離さずに良好な関係を日常生活の中に生み出している働き方と野球との向き合い方を伺った。社会人野球は野球人の前に社会人でなくてはならない
「ホグレル株式会社の主たる事業は動的ストレッチマシン「ホグレル」の販売とホグレルを活用した予防フィットネス(ホグレルスペース)の運営です。そのため野球部に所属する社員はホグレルを用いた動作改善指導や技術職などにそれぞれついています。社会人野球は部活動のイメージがあって、仕事と野球が関係ないという印象をもつ方も多いと思いますが、社会人野球という文字の通り、社会人が前にきているから『社会人』がやる野球であることを意識し、社会人として一人前になってもらうことを中心に、野球が終わったときに即戦力として社会貢献できる人材を育てることを心がけています。そしてスポーツをやってきた人はひとつのことに対して極めることをやってきているので、企業側の関わり方や考え方次第で仕事において、凄いパフォーマンスを発揮できる可能性を秘めていると考えています。
ホグレル株式会社が野球を仕事にできている所以ですが、自分のカラダの身体操作のスキルを磨くことによって歩行動作や階段の昇り降り、高齢者層や介護予備軍の方たちに対しての運動感覚を提供することにつながっていくからです。スポーツで培った運動感覚を一般の人に伝えていくことが必要であると考えています。その培う過程に野球を活用しているので、練習時間も仕事と無関係ではなくカラダのデータをとる貴重な時間です。だからこそ試合で勝つ、レベルを上げることはもちろん、よりよい仕事をする意味でも真剣に野球に取り組んでもらう必要があります」(相原監督)。
ホグレル株式会社の主な業務内容
1.動的ストレッチマシン「ホグレル」を用いてのトレーニング指導及び販売
2.ホグレルを使った予防フィットネス(ホグレルスペース)の運営
整形外科、接骨院、野球(プロ、社会人、大学、高校)、ゴルフ(プロ、練習場)、フィットネスなど担当は地域別で配置され、野球選手を中心としたアスリートへのパフォーマンスアップのためのセルフコンディショニング教育と指導や高齢者層への日常生活動作改善及び向上のための運動指導。
ホグレル野球部の活動
・JABA東京都野球連盟に加盟 *JABA=日本野球連盟
・練習は火曜、木曜、土曜の午前中
*シーズンに入ると土曜はオープン戦や公式戦
グラウンドでボールとバットを使うのは週3日が目安(各自朝練は別)。
業務の合間や隙間時間にはホグレルを使ってストレッチやカラダを動かすことができ、ホグレルを使うことで投球動作や打撃動作の動作習得ができるため、日常業務のなかでも野球につながることがおこなえる。
ホグレル野球部、今後の目標…都市対抗野球大会出場