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【少年野球指導者のひとり言】『徹底』が質を高める

2015.11.4
昨日の試合も負けてしまいました。なかなか勝てません。
昨日は朝からスターティングメンバー以外の選手にも役割を与え、「みんなで役割を果たして勝とう」と言って試合に臨みましたが、途中で少しずつ綻びが出てしまいました。

試合後のミーティングで。
「今日はみんな、いつもより『役割を果たそう』という意気込みは見えた。頑張っていたと思う。でも少しずつ『徹底すること』に甘さが見られた。中継プレーで内野手がしっかり追いきってなかったり、挟殺プレーで素早く走者を追いかけなかったり、そういうプレーで相手に隙を見せてしまった。ベンチでもちょっと準備が遅れたり、集中力を欠く場面も見られた。そういう隙を突かれてしまったと思う。もっと集中して『徹底』の意識を高く持って、その意識を行動に反映しよう。」

私はベンチワークの中で、控え投手の準備指示がちょっと遅れてしまいました。私も「戦況を読むこと」の徹底が甘かったのだと思います。だからそのことは選手に詫びました。「すまなかった。これは俺の責任だ。俺ももっと徹底する。」と。

クラブチームなので「結果」はとても大事です。でも「結果」でプロセスの良し悪しを語ることは簡単です。良いプロセスを経ていても結果が出ない時もあれば、大したプロセスを経ていないのに結果だけ出てしまう場合もあります。しかし後者の場合、その結果は継続しません。「持続性のある結果」を求めるからこそ、プロセスを大事にします。それが「徹底」だと思います。
昨日は結果が出ませんでした。やっていることに間違いはないと信じてますが、「徹底」に反省点が残りました。今日から「徹底」を追求すべく、再スタートです。

※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


  


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