ウイルスを寄せ付けないための習慣とともに、身体の中から風邪を予防するために、食事面でも対策をとることができます。風邪の予兆であるくしゃみが増えたり、ティッシュを使うことが増えたと感じたら、まず温かいものをとって身体を温めるようにしましょう。 ココアやホットミルク、レモネードといった温かい飲み物や、食事であれば味噌汁やスープなどの汁物をうまく活用するといいですね。紅茶にしょうがを少し加えて飲むしょうが紅茶は身体の中から温まるのでオススメです。
風邪対策といえば「ビタミン」を連想する人も多いと思いますが、普段の食事から野菜や果物を食べるように心がけ、ビタミンA、ビタミンCを中心としたものを積極的にとるようにします。ビタミンCは靱帯や骨などを形成するコラーゲンの生成に関与し、身体の抵抗力にもつながるビタミンです。発熱時には体内で大量にビタミンCを消費されるため、体調が優れないときほど積極的にとるようにしましょう。食欲がわかない場合であれば、野菜ジュースやフルーツジュースなどで代用してもOKです。また風邪ウイルスは粘膜(目・耳・鼻腔など)から侵入するため、粘膜を正常に保つ役割を担うビタミンAも積極的にとりたい食材の一つです。ビタミンAは、ほうれん草やカボチャ、ニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれます。
子どもから大人まで人気のあるカレーは、独特の香辛料を含んでいますが、この香辛料は胃薬に含まれる生薬とほぼ同じ成分が入っており、実は「胃薬」としての効果も期待できる食事です。風邪をひかない体づくりは食事を意識することでもずいぶん変わってきますので、手洗い、うがいとともに食事面でも予防に努めてくださいね。