トレーニング

【特別企画】源田壮亮選手の自主トレに密着!!

2020.3.17

2017年のルーキーイヤーから正遊撃手として活躍する源田壮亮選手。
2018年、2019年と2年連続でゴールデングラブ賞を受賞するほど高い守備力を持つ。今季からキャプテンとなる源田選手の自主トレに密着し、シーズン前の「こだわり」を探った。


「シーズンオフに重要なことは体の動きを呼び戻すこと」

球界で1、2を争う守備力は細かなこだわりの集合体だった!

1月中旬に、トヨタ自動車のスポーツセンターで約2週間の自主トレを行った源田選手。社会人野球選手時代にプレーした思い出の地で自主トレをスタートさせた。今回このコラム記事を作成するにあたり、源田選手の動きを細かく取材していくなかで、とくに印象的だったのは源田選手が、守備の基本練習を大切にされていたこと。

「シーズン中は当然、試合の日が多くて移動日もたくさんあります。毎日基本練習に時間を割くことができません。だから、シーズン中は技術的な部分や気持ちの整理に重点を置き、オフの間に基本動作を徹底して繰り返しています。そうしてもう一度、身体に基本を染み込ませているんです」。

この基本練習こそが、球界を代表する守備力を支えているのだ。



ボールとの間合い、距離感、グラブを出すタイミングなど源田選手は守備に対して細かいこだわりを持っている。なかでも脚の使い方は人一倍気を遣っているようで、「捕球と送球を一連の動作にすることで肩ひじの負担が減ります。肩ひじは消耗品だと思うので、長く野球を続けようと思ったらそういう部分にも気を配らないといけません。代わりに脚をしっかり使うこと。守備に関してはそれが1番、理に適ってると思います」と語ってくれた。

「守備は間違いなく数を捕ることが大切。まったく同じ打球やプレーは二度とないけれど“このバウンド見たことあるな”“この打球はここで捕る”という感覚を大切にプレーの引き出しを増やしてきました。そういう準備をすることで捕球への一歩目が早くなったり、走塁のスタートが良くなることにもつながります」。



日頃のノックや打撃練習から自チームのバッターのバットの軌道をよく見て分析して、打者のタイプを理解するところから始めよう。


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