負けるたびに強くなった。 柔軟な思考を駆使し、各年代の選手や個性に合わせて指導法や戦術を大胆に変化させ続ける新時代のリーダー候補。 カメレオンばりの臨機応変さで九州を制し、いよいよ乗り出す本気の「日本一」奪取。いま日本でもっとも注目を集める高校野球指導者・川崎絢平による変幻自在の指導論!
『~変化を続けて頂点を狙う~ 柔軟力』
内容
2017年夏の甲子園ベスト8。2019年センバツベスト4。
次は「日本一」を公言する若き指揮官は、明豊高校をいかにして九州屈指の強豪に育て上げたのか?
敗戦に学び、“今”を変え続ける!
大敗から食トレ、筋トレを導入し、打撃練習も見直して強力打線を形成。
各年代や選手の個性に合わせて、流動的に指導法や戦術も変化させる。
柔軟性と臨機応変さで「日本一」を目指す、変幻自在の指導論!
著者は、以下のように述べています。
僕個人は“指導者としての若さ”を活かし、ひとつのものに固執することをしない「柔軟かつ流動的」な指導を心掛け、各年代や生徒の個性に合わせた指導への試行錯誤を続けている。
もちろん僕自身も指導者として現状に満足しているつもりはさらさらない。だからこそ、世の中が新元号下で新しい時代に踏み出そうとしている今、10年間で辿った自分の足跡を書き残すことが「日本一」という高みを目指す上での糧になると考えたのだ――本文より
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INDEX 一部引用
「コンビニ店長時代に培ったマネジメント能力」「生徒を突き放した先にあったもの」
「UNO 事件」
「全力疾走は美徳ではない!」
「金髪にピアスの打撃投手」
「スタメンを事前に知らせない理由」
「自力本願と他力本願――“かもしれない野球”では日本一になれない」 「大阪桐蔭は現代高校野球の究極形である」
「なぜ野球ばかりが危険視されるのか?」
【著書プロフィール】
川崎絢平/かわさき・じゅんぺい1982 年2月 12 日生まれ、和歌山県生まれ。智弁和歌山高~立命館大。高校時代に1年夏の甲子園で全国制覇し3年夏は4強。大学卒業後は箕島球友会でプレーし全日本クラブ選手権で優勝を達成。母校・智弁和歌山でのコーチを経て、2011 年に明豊部長、12 年秋から監督に。以降春夏3回の甲子園出場を果たし 2017 年夏に8強、2019 年春に4強入りへと導く。2020 年の第 92 回選抜高校野球大会で4度目の甲子園指揮を執る予定。大分市在住。