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【甲子園】大会第11日目の注目選手と見どころ

2017.8.18

大会11日目の注目選手と見どころ

「第99回全国高校野球選手権大会」大会11日目の試合ごとに注目選手と見どころを、おなじみのアマチュア野球ウオッチャー西尾さんが解説!注目選手のプレーを見逃すな!


注目は前橋育英vs花咲徳栄の関東勢対決!

大会第11日

済美(愛媛)vs 盛岡大付(岩手)
前橋育英(群馬)vs 花咲徳栄(埼玉)
聖光学院(福島)vs 広陵(広島)
大阪桐蔭(大阪)vs 仙台育英(宮城)

済美(愛媛)vs 盛岡大付(岩手)

集中打が持ち味の両チームの対戦。

盛岡大付は上位打線に力があり、長打で得点できるのが持ち味。平松竜也、三浦瑞樹の二枚看板も安定しており、投打のバランスの良さでは一枚上手の印象を受ける。弱点を挙げるとすれば力任せの粗いスイングが目立つところ。

済美のエース八塚凌二は丁寧に低めを突いてボール球を振らせたい。済美は2試合で3本塁打を放っている亀岡京平のバッティングにも注目だ。

盛岡大付の平松竜也投手
盛岡大付のエース平松竜也投手

前橋育英(群馬)vs 花咲徳栄(埼玉)

第二試合は関東の強豪対決で、どちらも優勝を狙えるだけの戦力が揃っている。

前橋育英は2回戦でエースの皆川喬涼が見事なピッチングを披露し、調子が上向きなのが好材料。攻撃陣では2試合で6盗塁を決めている丸山和郁に注目。投手としても抑えを務めており、チームの要と言える存在だ。

花咲徳栄は上位打線が好調。足を使える選手が多く、西川愛也野村佑希の中軸も迫力十分だ。
投手力では前橋育英、攻撃力では花咲徳栄に分があるが総合力では甲乙つけがたく、熱戦が予想される。

前橋育英のエース皆川喬涼(左)と機動力が光る丸山和郁(右)
前橋育英のエース皆川喬涼(左)と機動力が光る丸山和郁(右)
花咲徳栄の中軸西川愛也(右)と野村佑希(左)
花咲徳栄の中軸野村佑希(左)と西川愛也(右)

聖光学院(福島)vs 広陵(広島)

中京大中京、秀岳館と強豪を続いて破った広陵に勢いを感じる。エース平元銀次郎のピッチング、捕手の中村奨成のバッティングはともに広島大会よりもスケールアップしている印象だ。リリーフで好投を見せている山本雅也に安定感があることで、平元が序盤から飛ばすことができるのも大きい。

対する聖光学院もエースの斎藤郁也が鋭く落ちるフォークを武器に2試合、15回で19奪三振と好調なのが頼もしい。広陵の強力打線を封じて終盤勝負に持ち込みたい。

広陵の平元銀次郎と中村奨成のバッテリー
広陵の中村奨成(左)と平元銀次郎(右)のバッテリー

大阪桐蔭(大阪)vs 仙台育英(宮城)

大阪桐蔭徳山壮磨、仙台育英の長谷川拓帆の両エースは2回戦でともにロースコアの接戦を完投しており、中一日での回復具合が気がかり。翌日も準々決勝を控えていることを考えると、二番手以降の投手の出番も十分に考えられる。大阪桐蔭では1回戦で迫力十分のストレートを見せた柿木蓮の存在が頼もしい。

一方の仙台育英は1回戦で佐川光明が制球を乱していただけにここまで登板のない西巻賢二に期待がかかる。両チームとも強力打線だけに打ち合いの展開も十分に考えられ、そうなると継投のタイミングもポイントとなりそうだ。

徳山壮磨投手(大阪桐蔭)
大阪桐蔭の徳山壮磨投手

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