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公立の進学校が全国王者に大善戦!その陰にラプソードあり!川和高校元監督 伊豆原真人 ×元エース 吉田悠平(後編)

2023.12.20

2年前の夏の神奈川県大会、この年のセンバツ王者•東海大相模に対して9回まで1-1という大接戦を繰り広げた川和高校。実はこの善戦、まぐれではない。「ラプソード」を使った緻密な戦略があったのだ。当時の監督とエースに振り返ってもらった対談の後編をお届けします。


PDCAサイクルを回すツール

対談前編はこちら→


――ブルペンのピッチングでは1球1球、ラプソードの数値を確認していたのでしょうか。

吉田 はい、1球ごとに見て、自分の感覚と数値を照らし合わせていました。

――それは、吉田投手にとって楽しいことですか?

吉田 とても楽しいです(笑)。ちょっと中指に力を入れてリリースしたら、変化量がどう変わるのかとか、いろいろなことを試して、確認していました。

伊豆原 変な言い方になるかもしれませんが、進学校の川和の選手たちに、ラプソードはとても合っていたと思います。数値を確認して終わるのではなく、「次はこうやって投げたら、数値がどう変わるのだろう」と、興味や疑問を持ち、実行に移していく。わかりやすく言えば、ラプソードを活用しながら、PDCAサイクルを回していたのです。計画を立てて、実行して、チェックして、改善する。正確な数値が表示されるからこそできることです。

――もし、吉田投手がラプソードに出会わなければ、どんなピッチャーになっていたと思います。

吉田 たぶん、ストレートとスライダーで組み立てるオーソドックスなタイプになっていたと思います。

――ラプソードを活用したいと考えている高校球児も増えています。どんなアドバイスを送りますか。

吉田 まずはいろいろな数値を取ることで、自分の特徴を知ることが大事だと思います。そのうえで、良いボールを投げられたときの感覚を大事にして、数値を見ながら再現性を高めてほしいと思います。

伊豆原 ラプソードで計測することで、「自分の特徴は何か」をまずは考えてほしいですね。吉田のようにリリースアングルを追い求めるタイプもいれば、そうではないタイプもいます。測ることによって見えてくることが必ずあるはずです。

全国王者を相手に一歩も引かず、9回途中まで大接戦を演じた川和高校。彼等の健闘を讃えるように、試合終了後にはスタンドから途切れることのない拍手が送られた。

【指導者から見たラプソードの効果1】

「数字」が客観的な事実を教えてくれる
投球練習でキャッチャーが捕球した球が「バチーン!!」といい音を響かせているとき、「ナイスボール!」と声を出すことがあるだろう。しかし、その球は本当にナイスボールだったのだろうか。「本当は全然いいボールじゃないのに、キャッチング音でダマされてしまうケースってたくさんあると思います」と伊豆原先生は言う。その点、ラプソードなら印象に惑わされることなく、いい時も悪い時も数字で示される。指導者の経験や勘よりも客観的であることは確かだ。


吉田選手が高校時代に追求していた「リリースアングル」はこのようにチェックできる(左)。WBCに出場した右上手の、球種ごとの縦と横の変化量の平均を表した画面(右)。吉田選手はこれと同じ画面で自身のカットボールとフォークの特性を知った。

【指導者から見たラプソードの効果2】

コミュニケーションをとるためのツールにもなる
野球には曖昧な表現が結構ある。例えばボールの「伸び」。この「伸び」が何なのか分かっていないと、指導者と投手がお互いの主観をもとに、噛み合わない指導を繰り返していく可能性がある。ともすれば、監督の独りよがりな指導、一方的な指導にもつながっていくだろう。しかし、ラプソードを使って「伸び」が、ボールのホップ成分の量に関係していることが分かれば話はスムーズだ。
「ホップ成分が○センチだから、もうちょっとスピン必要だよね」「リリースアングルが良いのに、ホップ成分が○センチも出ているから相当いい感じでスピンがかかっているんじゃない?」などと、具体的な数字をもとに話すことができる。選手の側からも数字という根拠があれば、「ホップ成分が○センチ上がったので、これを試してみていいですか」など、指導者に自分の意見を言いやすくなる。


伊豆原真人
愛知県立瑞陵高校野球部、信州大学野球部で投手としてプレー。大学院卒業後にシステムエンジニアの道へ進むも、28歳で神奈川県教員へ転職。2013年から川和高校の野球部監督に就任。2023年からは他校への異動に伴い高校野球の現場を離れた。担当教科は数学。

吉田悠平
182cm 72kg、右投右打。神奈川県中原区出身。横浜緑リトルシニアから川和高校へ進み、現在は早稲田大学スポーツ科 学部に在籍。準硬式野球部に所属し、ポジションは投手/外野手。

問い合わせ先

株式会社Rapsodo Japan
〒231-0023
横浜市中区山下町26-5 LATER 2F TEL:045-319-4871
https://ja.rapsodo.com/

取材・文=大利 実  写真=花田裕次郎 取材協力:早稲田大学準硬式野球部

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