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【甲子園】大会第8日目の注目選手と見どころ

2017.8.14

甲子園大会8日目注目選手

「第99回全国高校野球選手権大会」大会2回戦の試合ごとに注目選手と見どころを、おなじみのアマチュア野球ウオッチャー西尾さんが解説!翌日の試合の予習をして注目選手のプレーを見逃すな!


注目は前橋育英の140k/mトリオと花咲徳栄の強力クリーンアップ

大会第8日

盛岡大付(岩手)vs松商学園(長野)
前橋育英(群馬)vs明徳義塾(高知)
日本航空石川(石川)vs花咲徳栄(埼玉)
聖光学院(福島)vs聖心ウルスラ(宮崎)

盛岡大付(岩手)vs松商学園(長野)

1回戦では平松竜也(盛岡大付)、青柳真珠(松商学園)の両エースが好投を見せたが、ともに控え投手も充実している。盛岡大付はセンバツでも好投したサウスポーの三浦瑞樹、松商学園は2年生ながら140キロを超えるスピードを誇る大型右腕の直江大輔の先発も十分に考えられる。打力では盛岡大付に分があるだけに、松商学園は序盤に失点しないことが重要になるだろう。

前橋育英(群馬)vs明徳義塾(高知)

前橋育英の強力投手陣に百戦錬磨の馬淵史郎監督がどう挑むかが注目ポイント。1回戦は皆川喬涼、吉澤悠、根岸崇裕の三人がいずれも140キロを超えるスピードを披露し、最も安定感のある丸山和郁も控えている。攻撃陣も機動力と長打力を備えた前橋育英に分があるように見える。明徳義塾は1回戦と同様に継投で凌ぎ、足を絡めた攻撃で活路を見出したい。

日本航空石川(石川)vs花咲徳栄(埼玉)

戦力的には1回戦で万全の戦いぶりを見せた花咲徳栄が有利であることは間違いない。太刀岡蓮、千丸剛の俊足1、2番コンビがチャンスを作り西川愛也野村佑希須永光の強力クリーンアップで返す強力打線は大会でも屈指の迫力を誇る。綱脇慧から清水達也に繋ぐ継投パターンも完全に確立された印象だ。1回戦で大逆転勝利を見せた日本航空石川はエースの佐渡裕次郎がなんとか踏ん張って、後半勝負に持ち込みたい。

聖光学院(福島)vs聖心ウルスラ(宮崎)

聖光学院は1回戦で完封勝利をあげた斎藤郁也以外にも力のある投手が揃い、守備も堅実で失点が計算できるのが大きい。打線で注目なのは強打の2年生トップバッター矢吹栄希。下半身の安定したスイングで、鋭く引っ張る打球は迫力十分。中軸もよく振れており、攻撃力も高い。聖心ウルスラは1回戦で好投した2年生エースの戸郷翔征の出来が最大のポイント。なんとかロースコアの展開に持ち込みたいところだ。

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