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【北條史也のパフォーマンス術】週6トレーニングでシーズンを戦い抜く体を作る

2017.4.12

パフォーマンス術についてインタビューに答えてくれた北條史也選手

継続したトレーニングと栄養バランスを意識した食事。これを両立することで、感覚が変わってきました

昨シーズンは入団4年目にして、自己最多の122試合に出場。105安打を放つなど見事な活躍を見せた北條史也選手。
さらなる飛躍に向けて、パフォーマンスアップに直結するトレーニング、休養、そして食事法について現在取り組んでいることを伺いました。


◆目 次◆

週6日トレーニングでシーズンを戦い抜く身体を作る

一人になる時間を作り気持ちを切り替える

食事で足りない栄養素をサプリメントで補う

週6日トレーニングでシーズンを戦い抜く身体を作る

トレーニングはシーズン中も週に6日、ほぼ毎日するようにしています。高校時代はスクワットとベンチプレスをするくらいでしたが、プロに入った後はトレーナーにいろいろと聞いて、体幹や足首強化を始め、上半身や下半身、日によって鍛える部分を分けながらやっています。オフの期間は筋肉をつけることを目的に、シーズン中よりも負荷を大きくしています。その成果もあって、これまでよりもパワーがついてきたと実感しています。

プロに入ってまず感じたことは、周りの選手よりも身体が小さいということ。ピッチャーのボールも高校までとはレベルが違いますし、打球も全然飛ばない。最初は本当にどうしようかなと思いました。そう感じたこともあって、高校時代よりも真剣にトレーニングに取り組むようなり、入団当時は72キロくらいの体重が、今は10キロほど増えて、82キロになりました。

一人になる時間を作り気持ちを切り替える

身体のケアという意味では足首に捻挫癖があるので、そのケアはしっかりするようにしています。ストレッチは一日に3回は行っていますよ。

シーズン中は試合が終わってお風呂に入ってから寝るまでの時間に一人になってゆっくりしています。プロはとにかく毎日試合があるので、気持ちの切り替えが大事です。以前は打てなかったりすると引きずって守備時の一歩目が遅れたり、悪い影響が出たりすることがありました。コーチからも気持ちの切り替えを強く指摘されてたのですが、今は試合を振り返りながら、上手く自分の気持ちを切り替えられるようになりました。

今季はショートのレギュラーとして期待がかかる北條史也選手
3高校入団時は60キロ台だったという北條選手がプロでも結果を出せたのは“継続”と努力の賜物。今シーズンのさらなるブレークに期待しよう!

食事で足りない栄養素をサプリメントで補う

高校に入学した時は体重も60キロ台と他の選手と比べても線が細い方でした。当時は栄養の知識もなかったので、とにかく寮で出されたものを食べるということしか考えていなかったのですが、プロに入ると周りの選手の身体つきが全然違う。「これはまずい」と感じ、チームメイトで意識の高い人たちからどうすればよいかを聞いて、自分なりに勉強するようになりました。

普段の食事は栄養バランスを考えて、たんぱく質を吸収しやすいように主菜だけでなく、副菜や乳製品をしっかり摂取。筋肉を増やすことを常に意識しています。

また、去年の秋季キャンプ頃からは、食事だけでは補えない物を補完するために、BCAAやグルタミンなどのアミノ酸系のサプリメントを練習中やトレーニング後に摂るようにしました。継続したトレーニングと栄養バランスを意識した食事を普段から両立して、筋肉をさらにつけた上で、俊敏な動きができる身体を作り上げたいと思ったからです。

その結果、昨年のオフは一冬でさらに5キロくらい増えました。筋肉量が増え、実際の守備で動けるかなという不安もあったのですが、身体のキレや瞬発力は自分でも違和感なく発揮できていますし、打球のパワーもさらについたという手応えも感じています。試合でしっかりと結果を残せる身体作りを今後も続けていきたいと思います。


北條史也

1994年7月29日生まれ。大阪府出身。八戸学院光星では二年夏から三季連続甲子園で準優勝。三年夏の甲子園では4本塁打を放つ活躍を見せ、ドラフト2位で阪神へ入団。四年目の昨年は一度も登録抹消されることなく122試合に出場。次代のチームを担う中心選手として期待が高い。

取材・文=西尾典文 写真=小林学 写真提供=阪神タイガース