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2021夏、Timely!選出の戦ってみたい球児 〜野手編 Part.3 松川虎生(市立和歌山高校)〜

2021.7.28

迫る第103回全国高校野球選手権大会! 今年も灼熱のなかでアツい戦いが繰り広げられることが期待される! 開幕までのカウントダウンも始まってきたなかでTimely!をはじめアマチュア野球ウォッチャーとして活躍している西尾マンが選出する注目選手を紹介していく。対戦してみたい球児は誰だ!?


市立和歌山高校 3年 捕手 松川虎生

▼データ
右投右打
177㎝・90㎏
一塁到達タイム:4.69秒
二塁到達タイム:8.96秒
捕手のセカンド送球タイム:1.88秒


▼西尾'S EYE
強打が魅力の近畿を代表する捕手。左足を大きく上げるスタイルだが、ステップに粘りがあり、緩急にもしっかり対応できる。ヘッドスピードの速さ、インパクトの強さも間違いなく高校生ではトップレベルだ。捕手としてのスローイングは少しばらつきがあるが、フットワークの良さと地肩の強さも申し分ない。バッテリーを組む小園健太の良さを引き出す配球面も目立つ。



▼Check Point!
100㎏近い巨漢の選手だが、スイングやフットワークからは重苦しさが全く感じられず、むしろ動きにキレがあるのが大きな魅力だ。捕手としての視野の広さもあり、投手や守備に対して積極的に指示を出す姿にも好感が持てる。チームは得点力が高くないだけに、打撃面でもかなり厳しいマークが予想されるが、その中でもここ一番で集中力を発揮してくれることを期待したい。


(取材・文・写真/西尾典文)


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