トレーニング

筋ポンプ作用とは?万全のコンディションを保つためのお勉強をしよう

2021.3.31

この記事を見ているあなた「筋ポンプ作用」を知っているということは、身体について相当勉強されていますね!なんとなく何処かで聞いたことがあるという方、トレーニングを勉強していて聞いたが具体的にどんな意味があるのか知りたい方向けに、本記事では知っているようで知らない筋ポンプ作用のキホンと、より高い効果を得るためのトレーニング方法について説明していきます。


筋ポンプ作用とは、簡潔に説明すると「筋肉の収縮・弛緩によって静脈血を心臓に押し返す作用」です。静脈には弁がついており、収縮によって押し返された静脈血はどんどん心臓に向かっていくということですね。
※心臓は動脈血を末梢に送り出していますが、末梢から心臓にもどる静脈血については動脈血ほどの勢いは与えられないため、胸腔内圧の変化、下肢骨格筋のポンプ作用と静脈弁による逆流防止機能なども機能して静脈還流を維持しています。

筋ポンプ作用の不足によって起こりうる身体の不調

肩こり
頭を支えていることもあり、肩周りの筋肉は緊張しやすいです。
緊張(収縮)した筋肉が血管を圧迫し、血行不良が引き起こされることによって肩こりの症状が現れます。

むくみ
筋ポンプ作用が十分機能しないと、静脈還流が滞ります。
そうすると、末梢などに溜まった静脈血から水分が血管壁外に滲みだし細胞周囲に滞留します。
これが、むくみであり「浮腫」などとも呼ばれているものです。
※むくみを引き起こす原因は、ほかにもあります。
塩分の摂りすぎ、栄養不足(ビタミン、ミネラル、タンパク質など)、体温調節機能の不足など

冷え症
女性に多い冷え性。
女性は男性に比べると筋肉量が少なく、筋ポンプ作用が弱めです。
そのため、特に下肢において静脈還流が阻害され末梢循環不良により体温が上がりにくくなってしまいます。

筋ポンプ作用を高めるためには?

運動をしましょう
運動により全身の筋肉を収縮、弛緩させることで筋ポンプ作用は引き起こされます。
より大きく身体を動かすことにより、筋ポンプの効果もより高まると言われていますので、怪我をしない範囲でその点を意識してあげると良いでしょう(灯油を補充するときにポンプを使ったことがある方は、意味が分かるかと思います)。


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