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熱中症対策とその先を再確認しよう!
夏に球児を輝かせたHEROコーチの武勇伝

2020.8.13

夏の試合・練習では熱中症のリスクも球児の敵。毎年のように話題にあがるテーマですが、「いろいろと言われるけど本当に効果的な対策は?」 「ちゃんとやっておくとどうなるの?」など、漠然としているという人も多いはず! そこでちゃんとした熱中症対策をおこなった場合の成果と、よい結果を導いた対策を夏の甲子園で優勝をサポートした経歴をもつプロトレーナー 塚原謙太郎さんの武勇伝とともに理解していきましょう。


武勇伝01

暑くても体はキレッキレッ!
練習・試合で天候に負けない


熱中症は軽度な症状であってもカラダが重く感じたりすることも。調子が悪くて怪我をした、試合に勝てなかったとなってしまっては元も子もありません。「気温や季節に関係なく、後悔させないためにベストな状態を作ってあげることが私の一番の仕事です」

武勇伝02

本番前までしっかり練習させて
1%でも勝つ可能性をアップ


「練習をしっかりおこなえることも勝つためには大切なこと。試合はもちろんですが、私は日々の練習も無駄にさせないよう取り組ませています」。試合だけに照準をあわせるのではなく、日々気を付け、貴重な1日を無駄にしないためにも熱中症対策に向き合うべき。

武勇伝03

トラブルなしで甲子園優勝までの
6試合を戦い抜かせる


負けたら終わりの大会でトラブルがあったからは言い訳になりません。「全力で5〜6試合戦える体力を身につけさせ、万全の状態で複数試合戦わせるのが私の義務。花咲徳栄高校が優勝したときは11人が出場しましたが、全員最後までベストな状態をキープさせました」

武勇伝04

熱中症は、しっかり対策をすれば防げる


日差し、暑さを感じるとどうしても頭をよぎる熱中症。つってしまったら…と不安になることも。「熱中症を理解し、日々対策に取り組んでいれば決して防げないことではありません。私がみている高校球児たちで試合中に足をつってしまったという子はゼロに等しいです」

塚原謙太郎トレーナーが行っていた対策とは!?
カラダ・熱中症を理解させて、やるべきことを日常生活から


直前に対策したのでは遅い

「まず大前提としてですが、自分が見ているチームの場合は高校に入学した時から3年生になる最後の夏の大会を考えて準備しています。なんでもそうですが、暑さ対策、熱中症対策についても直前だけ対策しても仕方ないんですね。熱中症にならないためには筋肉の中に水分をため込む必要がありますし、しっかりとため込むためには筋肉の大きさや柔軟性も必要になってきます。また筋肉だけでなく内臓器の強さも重要ですよね。

あと夏を勝ち抜くためには地方大会で5試合から6試合、更に甲子園でも同じ数の試合に勝つ必要があります。技術レベルが高くても夏に勝ちきれないというチームはどうしても準決勝や決勝の大会終盤に選手が疲弊していることが多いです。特にピッチャーはそれが顕著に出ますよね。だから甲子園に出ようと思ったらまず6試合、優勝しようと思ったらそこから更に6試合を戦いきれるだけの準備をあらかじめしておきましょうということになりますね」

夏の暑さに体を慣らす

「筋力、柔軟性、内臓器の強さなど体力的なものをつけていくことはもちろん重要ですが、暑さ対策の事前準備としてはそれだけでは足りません。『暑熱馴化』と言いますが、体を暑さに慣らすことも必要になってきます。梅雨明けくらいの時期に、外に出て気温が28度くらいあると辛いと感じますよね。ところが真夏の毎日30度以上あるような時期に、同じ28度の気温の日があると涼しくて楽に感じます。これはそれだけ暑さに体が慣れたからなんですね。高校野球の場合、真夏の暑い時期に最後の大会があるわけですから、その前に体が暑さに慣れていなかったら当然高いパフォーマンスを発揮することはできません。

だから春先のまだ暑くない時期には暑い環境を意図的に作ったり、練習前のウォーミングアップを少し長めにやるなどして、しっかり汗をかいておくようなことをしておくことが重要になってきます」

水分補給だけでなくミネラルや栄養素をしっかり摂取する

「あまり事前のことばかり言っても既に夏ですから、試合直前や当日に必要なことも触れたいと思います。まず熱中症対策には水分補給。これは当然最も重要なことです。試合の時はもちろんですし、暑い時期の練習ではウォーミングアップの時からしっかり水分を摂る必要があります。ただ水分だけ摂っていても熱中症、特に足が攣ったりする熱痙攣は防ぐことはできません。摂取した水分は当然汗となって体外に出ますが、その時に栄養素も排出されてしまうんですね。特にナトリウムやカリウム、マグネシウムといったミネラルが足りなくなってしまいます。またスポーツドリンクを飲むのであれば試合前の方がより効果的です。

あとは食事でミネラルを補給してやることも重要です。ミネラルとはナトリウム・カリウム・マグネシウムといった栄養素のことです。身体を動かすには欠くことの出来ない栄養素。ただ、闇雲に塩分を摂ったりしても逆効果です。少量をこまめに摂取することをオススメします。

また、食べやすさも考慮して炊飯にするときなどに「にがり」を数的入れて炊くとミネラルの補給に効果的。あと、夏はどうしても食欲が落ちて固形物が食べづらいということもあるので、そういう場合はサプリメントも上手く使ってやるといいと思います。特に体内で作れないBCAA、必須アミノ酸ですね。筋肉にとっては必要なものですので、食事の量が少し減った時などはその分をサプリメントで補うというのは効果的です」

対策も主体的に。マネージャーの存在も重要

「チームとして取り組むことはもちろんですが、最終的には選手自身の意識が重要になります。夏場なのに帽子をかぶらずにアップしたりしている選手を見かけることもありますが、当然意識が低いですよね。あと水分補給に関しても、マネージャーが用意した同じものを全員が飲んでいることが多いですが、本来であれば選手自身が自分で飲むものを用意した方がいいです。それぞれ体の状態や体質は違うわけですから。今新型コロナウイルスのことでも言われていますが、コップを共有するのも衛生面でよくないですね。

そういったことを口うるさく言える“おかん”みたいな女子マネージャーがいるチームなんかは強いですよね。マネージャーはただ何も考えずに飲むものを用意したりするのではなく、選手の意識を変えられるような存在をぜひ目指してもらえればと思います」

逆境で頑張る球児の強い味方
ポカリスエットでしっかり水分補給しよう!


ポカリスエットには水分だけではなく、汗で失われたナトリウムやカリウムなどの電解質が含まれているため、水よりも素早く、そして長く身体を潤すことができる。選手はもちろんのこと、汗をかいて必死に応援する人の頼もしいパートナーだ!

塚原謙太郎


1974年生まれ、東京都出身。東北福祉大〜日本生命と硬式野球を続け、社会人でも5年間プレーを続けたのち、トレーニングの専門学校へ入学しトレーナーの道へ。現在は花咲徳栄高校、健大高崎高校など高校野球部数校のトレーニングサポートや各種セミナーの講師を務めるなど幅広い活動を行っている。


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