企画

【”パイセン”による海外留学のススメ】鶴河竣平パイセン

2020.3.9

今のスポーツ界には、プロアマ問わずグローバルの波が押し寄せている。
これは野球界でも同じで、アメリカで野球を続ける選択肢が当たり前になりつつある。
ここでは、異国の地で大好きな野球を続けることを決意したパイセン(=先輩の意)をピックアップ。進路に悩む君たちへ貴重はアドバイスを送ってくれるぞ!


今月の”パイセン”鶴河竣平(つるかわ しゅんぺい)

福岡県出身。小学生の頃はドッジボールに励みながら、友達と遊び感覚で野球を楽しんでいた。中学に入ると本格的に野球の道へ進み、光陵高校へ進学。1年秋には、ベンチ入りしチームは、九州大会にも出場。3年最後の夏は県大会2回戦で涙をのむ。高校卒業後、語学勉強にも励みセレクションを受験。シアトル郊外の大学へ進学。

高校卒業後、大学で野球を続けるとき、甲子園などで活躍した選手であれば、大学から推薦を受けるケースもある。しかし、オファーが届く確率は決して高いとはいえず、受験をして合格しなければ、志望する大学でプレーを許されないという選手も多くいる。今回紹介する鶴河竣平パイセンも、日本の大学を受験し、合格したらそこで野球を続けようと考えていた選手のひとりだった。
「九州大会出場はありましたが、最後の夏は2回戦で敗れてしまったので、大学からの推薦は難しい状況でした。進路を検討していたとき、アメリカでの野球留学を知ってから考え方が変わりました」。

日本の大学野球部は、100人以上の部員を抱えているところはざらにある。そのため、公式戦に出場するためには他の部員との激しいレギュラー争いに勝たなければいけない。もちろん、アメリカの大学でもレギュラー争いはあるのだが、部員が30〜40人と日本の大学に比べて圧倒的に少ないという事実がある。
部員数を見たとき、アメリカの大学のほうが試合に出られるチャンスは多いと思って野球留学を決めました」。

ここからプレーする機会が多いアメリカを目指すことになったが、セレクションが学校のテスト期間と重なってしまったため、高校卒業直後の留学は断念。1年間、日本で語学勉強に励みながら、翌年のセレクションを受けることにした。1年越しで挑んだセレクション。初のアメリカだったが、「プレーしているときは、とても集中できたのでよかったです」と、自分をアピールできたと振り返る。その一方で、アメリカ人選手の大きさには衝撃を受けたという。
「身長170cmということもあり、体格の違いは明らかでした。手の大きさも違うので、こんな人たちとやっていけるかと不安になりましたが、初めて外国人とキャッチボールをしているといううれしさで、余計なことは吹き飛びました(笑)」。

奨学金を受けず親の仕送りで留学をしているという鶴河パイセン。渡米から2年が経とうとしており、もうすぐ4年制大学への編入時期が待っている。そのため、学業にも力をいれる時期に差し掛かっている。
単位が取れなければ試合には絶対に出られませんので、勉強と野球の両立はアメリカに来たときから変わりません。確かに編入時期を迎え忙しさは増していますが、両親との約束もあるので頑張るしかありません」。

最初は反対していた両親を説得し、2年制大学は絶対に卒業するという条件で留学を認めてもらった過去がある。また奨学金を受けず両親の援助で生活ができているため、裏切るような結果は出せないと力を込める。

鶴河パイセンが通う大学は、強豪校と呼べるチームではないが、現地での経験は自らの成長につながっている。「コーチの指導法や英会話など、アメリカに来なければ経験できないことの連続。だから自分が進んできた道が間違っているとは思いません」。

野球の上達だけでなく人間的な成長も実感しているという鶴河パイセンに憧れを抱く球児たちも多いのではないだろうか。

パイセンQ&A

Q:高校時代、英語の勉強は得意でしたか?
A:英語に限らず、勉強はあまり好きではありませんでした。でも、今は学業と野球が両立できています。

Q:パイセンの他に日本人留学生はいますか?
A:1学年下に2人います。日頃の生活では仲良しですが、野球の練習では一緒にいないようにしています。

Q:アメリカに来てよかったと思うときは?
A:コミュニケーションがスムーズにできたときですね。日本にいたら、外国人と話す機会もないので、日常会話程度でも英語を話せている自分の成長に驚きます。

Q:今後の目標は何ですか?
A:4年制大学への編入が最大目標。そこをクリアしたら、野球も頑張りながら、スポーツマネジメントの勉強にも挑戦したいです。

パイセンの海外留学の様子

部室には、所属部員全員のポスターが飾られているんだって!
鶴河パイセンのグローブとユニフォーム。いつもきれいに整頓しているというからえらい!
コーチのわずかな指摘で投球術に変化も表れた
アメリカ人とのコミュニケーションもスムーズにできている

HOW to 海外留学 

セレクションは通常、現地のアメリカ人と一緒に練習に参加するので、アメリカ特有の雰囲気が体感できる

決して遠くない海外への道。勇気を持って、ぜひトライしてみよう!

海外留学へ挑戦するための流れは、いたってシンプル!進路を決めるのは、最後の夏が終わったあと。高校球児として“引退”したあとから、海外挑戦の歩みは始まることになる。挑戦を決めたら、手続きをし、秋に現地に渡って米大学野球部セレクションに参加。見事合格となれば、入学手続きを踏み、アメリカでの大学生活をスタートできるのだ。
大学では当然、野球以外の勉強もいち学生として学んでいく。語学を学びつつ、最後まで通えば通常の“大卒”として就職活動もできる。その後、どんな道を歩むかは君次第! ひとつの選択肢として、考えてみよう!

留学会社を選ぶ5つのポイント

1. 4年生大学への進学実績
2. 就職実績
3 .野球部に入るまでをサポートしてくれるか
4 .留学先の大学を訪問させてもらえるか
5 .先輩留学生たちの話を現地で直接聞けるか

君の未来に、野球留学の選択肢を!

【STEP1】秋に行なわれる米大学セレクションへ参加!

【STEP2】野球部合格=大学合格!諸手続き

【STEP3】来年3月以降に渡米!

【米大学野球部セレクション日程】

(2019年例)9/16〜23、9/29〜10/6、10/28〜11/5

※アメリカでは留学生である日本人が1年目から奨学金をもらうことは極めて稀。現地で実績を出すことで3、4年目(場合により2年目)から奨学金をもらうのが一般的。行きたい土地というよりプレーチャンスの多い学校に行き、そこで実績を出す方がさまざまな点からオススメ。就職実績:プロ野球選手(NPB、日米独立)、プロ野球球団関係者(通訳、トレーナー等2018年6名)、国際スポーツ連盟、大手上場企業、官公庁、プロレーサー、大学職員、起業独立など。詳しくはお問い合わせ下さい。

 


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