トレーニング

季節の変わり目と体調管理

2015.10.6

 寒暖の差が大きくなる「季節の変わり目」は体調を崩しやすいことでも知られています。私たちの体は自律神経によって体温を調節したり、ストレスから体を守ったりとさまざまな刺激や環境の変化に対応していますが、こうした変化が大きくなるにつれ、自律神経やそれに伴うホルモン分泌などさまざまな体の機能がその変化に対応しきれず、免疫力や抵抗力を低下させて体調を崩しやすくなります。また秋にみられる対応の花粉症(ブタクサ・ヨモギなど草本花粉)などにアレルギー反応を起こす人もいます。

 こうした自律神経の乱れは体力のあるなしによってカバーできるものではないため、普段から自律神経の働きを促すようなコンディショニングを心がける必要があるでしょう。

【練習前後で取り組みたいコンディショニング】
●練習後の汗はすぐに拭き、着替えること
●練習時は保温のためのウォームアップジャケットを準備しておくこと
●練習後は「うがい・手洗い」を行うこと

 日中は暑いからといって半袖でプレーをし、汗をかいていても、しばらくすると外気温で体が冷やされることになります。練習後の汗はすぐに拭く、着替えるということを心がけるだけでも体温の急激な低下を防ぎ、風邪予防につながります。また気温の変化が大きい時期は、あらかじめウォームアップジャケットを準備しておき、体感温度に合わせて羽織ったり脱いだりすることで自律神経による体温調節をカバーすることが出来ます。また基本的なことですが、練習後は「うがい・手洗い」を行い、ウイルスが体内に侵入することを防ぎましょう。

【自宅でできるコンディショニング】
●就寝時には長袖・長ズボンでお腹周りを保温する
●十分な睡眠をとる(特に睡眠の質を意識して)
●喉の痛みにはタオルを使って

 就寝時には身体が冷えないよう長袖・長ズボンを着用し、特にお腹周りの冷えが気になる人はブランケットやタオルなどをかけておきましょう。お腹周りが冷えてしまうと腹痛や下痢を起こしやすく、脱水症状から体調を崩しやすいので注意が必要です。また寝る直前までスマホの画面を眺め続けていると、脳が覚醒してしまい睡眠モードに移行できません。就寝時間、起床時間を一定にして睡眠リズムを整えるようにしましょう。すでに体調が思わしくなく、特に喉に違和感や痛みを感じるときは、乾いたタオルをマフラーのように喉に巻いて保温に努めると、喉の痛みの軽減が期待できます。

 一度体調を崩してしまうと健康な状態に戻るまでに時間を要します。季節の変わり目であっても体調を崩すことなく元気に過ごしたいものですね。

  ウォームアップジャケットをうまく活用して体温調節を行おう




  



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