最後に紹介するのは身体の部位ごとのセルフチェック法。
下記の中のどれかに引っかかるようだったら、しっかり休息をとるべきだ。
限られたオフの間、ケガをしてしまわないように、身体のことを知ろう。
『肘』のメディカルチェック法
【CHECK!】利き腕をまっすぐに伸ばせるかどうか
投げるのにも、打つのにも使用する肘は、故障が出やすい箇所だ。炎症が起こると、まっすぐに伸ばせなくなる。あまりに伸ばせない場合は、練習を控えよう。
『肩』のメディカルチェック法
【CHECK!】横になった状態で内旋運動をできるか
横になった状態で肘をつけ、肩を内旋方向に回していく。これで痛みが出るようだと危険信号だ。投球は控え、肩を休ませなくては、大きな故障につながってしまう。
『膝』のメディカルチェック法
【CHECK!】“皿”の部分が前後左右に動くか
膝の皿は、健康な状態であれば前後左右に動く。もし、固まった状態にあるようであれば、危険信号だ。皿の周りの筋肉をほぐすように適度にマッサージしよう。
『すね』のメディカルチェック法
【CHECK!】内側の骨部分を押して痛みがあるかどうか
ふくらはぎのあたりの骨を指で押して痛みがあるようだと、高校球児に多い故障のひとつ、シンスプリントの疑いがある。安静にして、練習は避けよう。
『腰』のメディカルチェック法
【CHECK!】背中を伸ばすように後屈できるかどうか
“伸び”をするように、腰を支点に後ろに身体を反らす動きができない場合は、分離症などの可能性がある。すぐに医者に診てもらい、症状の改善に努めよう。