選手

【キャプテンに聞きました】仙台育英|田中祥都「憧れは先輩、西巻さん!」

2020.1.8

チームメートから「優しくて頼れるキャプテン」と評される田中君。秋からメンバー入りし「2番サード」で東北大会優勝に貢献。「つなぎ役」に徹するヒットメーカーです。小6のとき、甲子園で見た仙台育英・西巻賢二選手(ロッテ)のプレーに憧れて兵庫から越境入学を決意。同じキャプテンマークを着け、IKUEIの誇りをもってチームを引っ張ります。


西巻さんに憧れて仙台育英へ

田中祥都(たなか・しょうと)三塁手 2年 170cm/64kg 右投左打

Q1:野球を始めたきっかけは?
幼稚園のとき、4学年上の兄の影響で始めました。当時小6の兄とキャッチボールを始めたとき、純粋に「野球って楽しいな」って思えたのがきっかけです。野球の練習で兄にかけっこで負けると悔しくて泣いていたのも思い出です。

Q2:親のありがたさを感じるときはどんな時?
地元が兵庫の加古川なのでいまは寮生活をしているんですが、洗濯や身の回りのことなど、自分でやってみると今まで親に任せていたことが大変だったんだなと思いました。ご飯のおともに味付け海苔や、地元産の「いかなごのくぎ煮」などを送ってくれるので助かっています!

Q3:子どものころに憧れた甲子園スターは?
最近だと、仙台育英の先輩でもある西巻賢二さん(楽天―ロッテ)です。小6のとき、甲子園でプレーしているのを生で見て「カッコいいな!」って思って憧れました。仙台育英に行きたいと思ったのも、一つは西巻さんの存在でした。

Q4:普段の練習時間は何時から何時まで?
平日は15時から19時。土日は8時から17~18時くらいまでです。野球部の寮があり、朝練は6時から1時間くらいやっています。

Q5:1番きつい練習は何?
ウエートトレーニングです。自分が苦手なので特に…。でもやったぶんだけ筋肉がつくのでプロテインを飲みながら頑張ってやっています。

Q6:キャプテンをやっていて大変なことは?
全員を同じ方向にひっぱっていくことです。でもいいこともあって、キャプテンの立場になってから、全員の表情を見られるようになりました。小、中学でもやっていたのですが、高校はまた違ったやりがいがありますね。

Q7:休みの日は何してる?
最近は本を読んでいます。中学のときは買い物が好きで、垂水や三田のアウトレットとかに行くのが楽しみでした。

Q8:学校、野球部内でスマホは使用OK?
学校では使用できませんが、寮では使用可です。

Q9:スマホで一番よく見るサイトやよく使うアプリは?
オリックスの吉田正尚選手のバッティング動画を参考にしています。あとはもう、ずっとイチロー選手とかも見ています。技術系のユーチューブをよく見ますね。アプリは音楽サブスクリプションなどですね。

Q10:お気に入りの「この1曲」を教えて。
WANIMAの「りんどう」という曲が好きです。あと、ゆずの「栄光の架け橋」は松陽中時代の監督の井上先生(=井上雄介監督)がずっと歌っていて忘れられない1曲になっています。



Q11:好きな有名人は?
千鳥の大悟さんのなにもかもが好きです。ギャグとか、しゃべりとか…。自分の「癖が強い度」は…80%くらいです(笑)。

Q12:いま一番欲しいものは?
温かい服が欲しいです! 兵庫に比べて、こっち(仙台)は寒いんですよね。朝とかびっくりしました。

Q13:これまで対戦した選手で「すごい!」と思った選手は?
1学年先輩のアキトさん(大栄陽斗投手=3年)です。同じチームですが、球の質が他の投手と全然違いました。自分が狙っている球と、まったく違う球を投げてくるんです。一つ上をいく投球というんですかね。ただ投げているだけじゃなくて、立ち振る舞いとかもエースって感じで同じチームでも凄いと思いました。

Q14:試合前にした集中力を高める方法。試合中に大切にしているルーティーンは何かある?
試合に向かうバスの中でゆっくりめの音楽を聴いて集中力を高めています。ルーティーンは、打席に入る前に屈伸して、スイングを2振りしてから入ります。



Q15:憧れ、目標とする選手は?
西巻賢二選手(仙台育英ー楽天―ロッテ)です。ショートの守備も憧れますし、姿がかっこいいです。

Q16:監督さんってどんな人?
器の大きい人です。全部において。考え方とか、人に対する行動とか。自分たちが目指すべき一つの道を示してくれる人です。自分たちにとって必要不可欠な人です。野球の質、こだわりの強さや、勉強熱心なところは井上先生と似ているところがあると思います。

Q17:将来の夢、目標は?
まず野球を長く続けたいですね。引退したら野球関係の仕事に就きたいと考えていますが、具体的にはまだこれから考えたいと思います。

Q18:今までお世話になった人に何か一言お願いします!
松陽中の井上先生ですね。背番号をもらったときに連絡するようにしているんですが、それ以外でも何気ない会話も支えになることを言ってくれます。心が折れそうなとき、励ましてくれるんです。会うとホッとします。勝つことが、自分が見せられる1番の恩返しなので、これから見せていきたいです。

(取材・文/写真:樫本ゆき)

関連記事



PICK UP!

新着情報