トレーニングの工夫でケガ人減少
上半身と下半身を1日ずつ交互に鍛えるウエイトトレーニングの合間には必ずマシンを使ってストレッチを行う。約2年前に4台導入された最新のマシンのおかげでケガ人の数が一気に減少したという。
「ウエイトトレーニングはオフだからといって重点的に鍛えているのではなく、身体づくりとして年間を通して行っています。このストレッチも同じですね。特に投手はウエイトトレーニングの影響で可動域が狭くなってしまっては良くないので、身体の柔軟性を高めたり、筋肉をほぐすようなトレーニングは効果的だと思います。導入してから投手で肩や肘を痛めた選手は誰もいません」。
インナーマッスルに刺激を与えながら、関節可動域(動かせる範囲)を広げる構造になっているという。選手からも好評で、キツいというより筋肉がほぐれて気持ちいい感覚だそうだ。
二松学舎大附は土曜日も授業があるため、他チームに比べて貴重な1日練習の数は少ない。だが、効率性を重視したトレーニングと指導で肉体と頭脳を満遍なく鍛えていたのが印象的だった。(取材・写真/細川良介)
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