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【高校野球】今日のベストナイン!第90回センバツ大会(第7日)

2018.3.29

今年もやります!勝敗に関係なく、とにかくプレーで目についた選手をアマチュア野球ウオッチャー・西尾さんが選ぶ、第90回センバツ高校野球「今日のベストナイン」。大会第7日のベストナインを発表します!

投手

井上広輝(日大三)2年 180cm/74kg 右投/右打

【今日の成績】6回 被安打8 失点3(自責点3) 奪三振0 四死球1

6回に捕まり3失点で降板となったが、序盤は見事なピッチングを見せ1回戦に続いて選出した。第1試合で好投した同じ2年生の奥川恭伸(星稜)と比べてもしっかり下半身を使って投げられており、力を入れると楽に140キロ台をマークする馬力は下級生とは思えない。この日は奪三振0だったが、打たせてとる巧さも感じられ全くマイナス評価にはならなかった。牽制、クイックがしっかりできるのも評価ポイントだ。

捕手

東亮汰(三重)3年 171cm/77kg 右投/右打

【今日の成績】4打席 4打数 1安打 1打点

地肩の強さはそこまで目立たないが、捕球から送球の動きがとにかく速く、小さいモーションで正確に投げられるスローイングは素晴らしい。実戦でも見事なセカンド送球を見せ、2度の盗塁阻止で完封勝利をアシストした。全身を使ってしっかり振れるバッティングもパンチ力があり、捕手にしては脚力があるのも長所だ。

一塁手

渡辺健士郎(東海大相模)3年 183cm/82kg 右投/左打
【今日の成績】5打席 4打数 3安打 4打点 1本塁打 1犠飛

初戦は良いところがなかったが、この日は持ち前のパワーを発揮して大活躍。スムーズに振り出して強く引っ張ることができており、先制のツーランは打った瞬間にそれと分かる当たりだった。ファーストの守備でも難しいワンバウンドの送球をしっかり止めるなど柔らかいグラブさばきも持ち味。攻守にキレが出てくれば今後が楽しみな素材だ。

二塁手

該当なし

 

三塁手

南保良太郎(星稜)3年 175cm/74kg 右投/左打

【今日の成績】5打席 5打数 3安打 1打点

バランスの良いスイングが光る強打のトップバッター。スイングに柔らかさがあり、力任せにならずに強く引っ張れるのが素晴らしい。3安打はいずれもファーストストライクをとらえたもので、その積極打法でチームを勢いづけた。フットワークの良いサードの守備、スピードのあるベースランニングも目立ち、打つ以外のプレーのレベルも高い。

遊撃手

松浦佑星(富島)2年 171cm/65kg 右投/左打

【今日の成績】5打席 5打数 2安打 1打点

抜群のスピードが光る1番、ショート。エラーもあったがとにかく足がよく動き、守備範囲の広さは今大会でも屈指。センターに抜けようという当たりをさばいたプレーは鳥肌が立った。小柄だがしっかり踏み込んで鋭く振り出すスイングで、奥川恭伸(星稜)の140キロ台のスピードにも全く力負けしていなかった。簡単にアウトにならず、一塁までの全力疾走を怠らない姿勢もトップバッターとして素晴らしい。

外野手

竹谷理央(星稜)3年 173cm/79kg 右投/左打

【今日の成績】5打席 4打数 1安打 1打点

先発マウンドに上がったが、目立ったのは4番も任せられているバッティング。リストワークの良さは出色で、軽くさばいたようなスイングでもヘッドが走り鋭い打球を放つ。少し前でさばこうとして引っ掛けるのは課題。もう少し呼び込めるようになれば更に怖い打者になるだろう。投手としても最速140キロをマークした強肩も魅力だ。

中川大輝(富島)3年 163cm/68kg 左投/左打

【今日の成績】5打席 5打数 2安打 1打点 1盗塁

秋の公式戦で5割を超える打率を残した恐怖の2番バッター。上背はないが体つきはしっかりしており、下半身の安定した力強いスイングが光る。甘いボールを逃さずに振り抜け、チャンスでも思い切りの良いスイングができる集中力も見事だ。相手の隙を突いて次の塁を狙う走塁の積極性も目立った。

梶田蓮(三重)3年 169cm/66kg 右投/左打

【今日の成績】4打席 4打数 2安打 1打点 1盗塁

 全国でもトップクラスのスピードを誇る外野手。ヒットでも足を緩めず、全力に近いスピードで一塁を回って次の塁をうかがう走塁は素晴らしい。小柄で脚力のある選手にありがちな当て逃げのようなスイングは見られず、しっかり振り切って2本のクリーンヒットを放った。一歩目のスタートが良く、センターの守備範囲の広さも魅力だ。

*成績は手元集計です。公式記録ではありません。

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