高校時点ではドラフト候補に名前が挙がらなくても、大学、社会人を経由してドラフト上位候補選手として大きく成長する選手も多い。今回は夏の甲子園に出場する選手の中から、そんな可能性を秘めた5選手を、おなじみ野球ライターの西尾典文さんに紹介していただく。
高い将来性が魅力のサウスポー
渡辺和大(高松商)
・ポジション:投手・身長/体重:176cm/72kg
・投打:左投左打
この選手の注目ポイント!
上背以上に角度のあるボールと両サイドへのコントロール化ければこんな選手!
床田寛樹(広島)寸評
外野手の浅野翔吾が高い注目を集める高松商だが、投手で将来が楽しみなのがエースの渡辺和大だ。モーションに入る時から背筋がまっすぐに伸び、姿勢が良いので176cmという上背以上にマウンド上で大きく見える。テイクバックでの肘のたたみ方が上手く、体が左右に振られることなく直線的にステップし、右肩の開きも遅いためギリギリまでボールが見えない。体の近くで縦に腕を振ることができ、左右のコントロールも安定している。香川大会では4試合、28回1/3を投げて防御率1.91、与えた四死球はわずかに8と安定した投球を見せた。ストレートは130キロ台中盤から後半がアベレージだが、体ができてくればまだまだ速くなる可能性は高く、4年後はプロも狙える素材である。
(評価・写真:西尾典文)
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