なぜ彼らは書くことを大切にするのか?
大リーグで活躍中の憧れのメジャーリーガー上原浩治、岩隈久志、川崎宗則の3人が指南する「野球上達講座」。第一回目は、「野球ノートの活用法」。彼らの話をヒントに、野球ノートの重要性を考えて練習に生かしてみよう。
「気になったり思いついたことはメモっておくとヒラメキにつながる」川﨑宗則
【Check Point:とにかく一言でも書いておく】
気負わないでなんでも書いてみることが重要。気になったことは、書くことで意識に残る。
川崎/プロ野球選手になってからだけど、日記のようにのびのび書いていました。「今日は練習休み!」という一行だけという日もあったし、絵文字も使ったり。コーチや仲間に言われたことを何でも書いていたね。バッティングや走塁、守備なんかに悩んだとき、読み返して見て気づきがあって練習で試したりしたこともある。「よし、こうしてみよう!」というモチベーションになったね。
【Check Point:よいプレーを書き留める】
自分のよいところを知れば成長につながる。できたことを書いて自信を持とう。
川﨑/よいプレーをしたときは、喜びましょう。野球は難しいから、ミスはします。ミスに過敏にならないで、よいプレーの確率を上げていくことが大切なんだ。
【Check Point:どこにいてもメモをする】
すぐに忘れてしまう閃きはメモしておくと、自分のものにすることができる。
川﨑/ノートは、いつも持ち歩いていた。今はいつも持っている本の余白に閃いたことはメモっている。このノートは、ヒントが詰まっている、ラッキーノートみたいな存在だね。
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■川﨑宗則 Munenori Kawasaki
1981年6月3日、鹿児島県生まれ。少年時代は重富少年野球クラブ、重富中学校から鹿児島工業高校へ進学。甲子園出場経験はないが、福岡ダイエーホークス(当時)にドラフト4位で入団。2012年にマリナーズに移籍し、現在ブルージェイズとマイナー契約。