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【高校野球】今日のベストナイン！第90回センバツ大会（第4日）

2018.3.26

今年もやります！勝敗に関係なく、とにかくプレーで目についた選手をアマチュア野球ウオッチャー・西尾さんが選ぶ、第90回センバツ高校野球「今日のベストナイン」。大会第4日のベストナインを発表します！

投手

柿木蓮（大阪桐蔭）3年 181cm/87kg 右投/右打

【今日の成績】6回被安打2 失点0 奪三振10 四死球0

明治神宮大会では不調だったがしっかり立て直してきた。ゆったりとしたモーションで軸足に体重を乗せて、そこからスムーズにステップして下半身主導で楽に腕を振ることができている。球持ちの長さは抜群で、常時140キロを超えるストレートと鋭く変化するスライダー、フォークで伊万里打線を寄せ付けなかった。

捕手

小泉航平（大阪桐蔭）3年 179cm/74kg 右投/右打

【今日の成績】5打席 4打数 3安打 2打点

少し慌てる時あるのは課題だが、しっかりと下半身を使ってステップして投げられるスローイングは見事。キャッチングの安定感は申し分なく、ワンバウンドに対してもしっかり正面に入って止めることができている。内角が少し窮屈になるスイングだが、押し込んで左右に打ち分けられる打撃も光った。

一塁手

深見直人（創成館）2年 176cm/100kg 右投/左打

【今日の成績】4打席 4打数 1安打

攻守の安定感は石川瑞貴（大阪桐蔭）が明らかに上だが、長距離砲としての素質の高さから深見を選んだ。体重100kgの巨漢だがタイミングをとる動きが小さく、無駄のないスイングが長所。少しでも甘く入れば長打になりそうな雰囲気が漂っており、センター前に放ったヒットも圧巻の打球の速さだった。長所を残したまま攻守にキレが出てくれば楽しみな素材だ。

二塁手

山田健太（大阪桐蔭）3年 183cm/83kg 右投/右打

【今日の成績】5打席 4打数 2安打 1打点 1盗塁

本来の中軸から7番で出場していたことからも分かるように本調子ではなかったが、軽く振り抜いて強く引っ張れるバッティングはやはり魅力。大柄でもフットワーク良く、セカンドも難なくこなすことができている。もう少し下半身を上手く使ってタイミングをとれるようになれば、持ち味のパワーが更に生きるようになるだろう。

三塁手

中川卓也（大阪桐蔭）3年 175㎝ 78㎏右投/左打

【今日の成績】5打席 5打数 2安打 1打点

早めに始動して少し高く右足を上げるが、ゆったりとタイミングをとってボールを長く見られるのが長所。追い込まれると軽打に切り替え、コースに逆らわずに広角に打ち分けられている。サードの守備の反応の良さ、安定したスローイングも高校生ではトップレベル。攻守に大きな欠点がなく、常に高いレベルでプレーできる安定感は高校生離れしている。

遊撃手

根尾昂（大阪桐蔭）3年 177cm/78kg 右投/左打

【今日の成績】5打席 5打数 2安打 3打点

まず守備が大きくレベルアップした。フットワークが安定し、ゴロに入る時のステップもだいぶショートらしくなった印象。三遊間の深い位置からの矢のような送球も圧巻だ。打つ方も相変わらず振り過ぎてミスショットはあるものの、スイングの軌道は安定してきた。左方向へ放つ鋭いライナーは見事の一言。ここに確実性が加われば更に怖い打者になるだろう。