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【明石商業】狭間監督が重視する「体のバランス」、ストレッチは継続することが大事!

2019.12.12

春夏甲子園ベスト4の明石商業には兵庫県内の有望な選手たちが集まっている。チームを率いる狭間善徳監督は中学生を視察する上でどのような点を意識して見ているのだろうか? 話を聞いてみた。


兵庫県内の有望な選手が集まる明石商。中学生を視察する上で狭間善徳監督が見るポイントはズバリ“体のバランス”だ。
「ピッチャーだったら投げるバランス、バッターなら打つ時のバランスとタイミングの計り方。ここですね。もうひとつ言えるのは“いいスイングをしているけれど、体が大きくなったらなー”という選手は、なかなか思うように伸びません。体が小さくても体に力があれば高校野球では通用します。いいバランスの選手は間の取り方もうまいですし、多少ドアスイングでも体の力が強ければ指導次第でどうにかなりますね」。

狭間監督は、93年から13年間、明徳義塾中で監督を務め、全国優勝を4度成し遂げた中学野球界の名将でもある。明徳中の監督時代、小学生もよく見に行ったという狭間監督は、同じく体の使い方を重視した。
「その中で捕球のしかたも見ました。打球がこの辺りに来るかなと、しっかり構えられる選手はちゃんと打球が来るところが分かっている。それが分からない選手はもちろん指導すればその感覚は身につきますが、そういう感覚が幼いころから身についていたら、さらにレベルの高いところからスタートできますからね」。



中学生は身長が伸びて、体がちょうど作られている最中のため、体の使い方を理解するのが難しい時期でもある。体幹ができていないため、上体で投げようとする選手もいれば体幹ができてしっかり投げられる選手もいる。成長度は個々で違うため、一概に同じアドバイスはできないが、それでも狭間監督が大事にして欲しいと思うことがある。
「走り方ですね。走る姿勢、と言うんですかね。体育の授業などででんぐり返しや鉄棒などをすることがありますが、そういう体操のような動きができることで、体のバランスがついてきます。先天的な部分もありますけれどね」。


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