カラダづくり

夏バテ対策レシピ1

2015.7.24
 夏がやってきました。この時期はどうしても冷たいものを飲み食いしたり、食欲も減退しがちですよね。そんな時こそ食事を大切してほしい!他の選手との差をつけるのは今です!そこで、今回は夏バテ対策としてレシピをいくつか紹介したいと思います。

 その前に少し知識として覚えておいてほしいことがあります。

 夏バテ対策には、まず第一にエネルギー源となる「炭水化物(糖質)」を食べること。そして同時に大切なのが、炭水化物の代謝を助ける「ビタミンB1」を摂取することです。
ビタミンB1は運動中のエネルギー代謝を高めてくれる大切な栄養素となります。不足すると、エネルギーが効率よく燃焼しないため、疲れやすくなったり体が動かないガス欠状態になってしまいます。

 炭水化物は説明するまでもなく、ご飯などの主食です。ビタミンB1が多く含まれている食品は、豚ヒレ肉、豚モモ肉、ボンレスハム、焼豚、うなぎなどです。豚肉はどの部位でも比較的多く含まれているので積極的に取り入れましょう。

 また今回紹介するメニューには、食欲増進、消化促進の効果がある酢を使ったものも織り交ぜています。簡単なものばかりなので、ぜひ夏の一品に!
酢の効果については次回詳しく紹介しますね。


◆◇酢飯で豚生姜焼き丼◇◆
材料(2人分)
豚モモ肉 300g
玉ねぎ(中) 1玉
油 大さじ1

○合わせ調味料
おろし生姜 大さじ1・1/2
砂糖 小さじ1
酒 大さじ1
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2

酢めし(炊きたてご飯にすし酢を混ぜたもので構いません。300gくらいは食べてほしい

万能ねぎ 適量

作り方
1. 玉ねぎは薄切りに、万能ねぎは小口切りにする。
2. 豚モモ肉は一口大に切る。
3. 合わせ調味料を混ぜる。
4. フライパンに油を入れて熱し、豚肉を炒める。豚肉の色が変わってきたら玉ねぎを入れて炒める。
5. 玉ねぎがしんなりしてきたら、合わせ調味料を入れて水分が飛ぶまで炒める。
6. 丼に酢めしを盛り、5と万能ねぎを乗せて完成。

コメント
●生姜のタンパク質分解酵素でお肉を柔らかくしてくれます。少し多めで辛みを効かせ、食欲増進の狙いも。お好みで分量を調整してください。
●玉ねぎに含まれる「アリシン」はビタミンB1の吸収を高め、エネルギー代謝に一役買ってくれます。
●ご飯を酢めしにすることで、疲労回復に加え、食欲増進、消化促進効果アップ。


◆◇トマトと夏野菜の中華サラダ◇◆
材料(2人分)
トマト(大) 1個
枝豆 100g
きゅうり 1本
みょうが 2個

○ドレッシング
ごま油 大さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1・1/2
酢 大さじ1
塩、胡椒 適量

作り方
1. 枝豆は沸騰した湯で5分ほど塩茹でし、粗熱を取る。さやから豆を出しておく。
2. トマトは大きさに応じてくし切りや角切り、食べやすい大きさに切る。
3. きゅうりは縦に4等分に切り、小さな銀杏切り。みょうがは縦半分に切り、細切りにしておく。
4. ドレッシングの材料を混ぜ、塩加減は味を見ながら調整する。
5. 枝豆、きゅうり、みょうがとドレッシングを合わせる。
6. お皿にトマトを乗せて、上から5をかける。

コメント
●夏野菜にはカロチンやビタミンC、E、カリウムなどが多く含まれています。カリウムには体内の塩分調整、怪我予防に効果あり。夏野菜には体温を下げる働きもあるので、日中のほてった体を野菜で冷ましましょう。
●酢だけでなく、薬味野菜のみょうがの爽やかな香りも使って食欲アップ。


◆◇ほうれん草のわさび和え◇◆
材料(1人分)
ほうれん草 80g
練りわさび 1g
濃口しょうゆ 小さじ1
だし汁 小さじ1
砂糖 小さじ1/3
すり胡麻 適量

作り方
1. ほうれん草は熱湯で塩茹でし、冷水にさらした後、水分を絞る。食べやすい長さに切っておく。
2. 練りわさび、濃口しょうゆ、だし汁、砂糖を合わせ、1のほうれん草を入れて混ぜる。
3. お皿に盛って、すり胡麻を振りかける。

コメント
●わさびには消化吸収の促進だけでなく、ビタミンB1の合成を増強、ビタミンCの効力を安定化させる働きがあります。


  


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