トレーニング

アスリートは風邪をひきやすい?

2016.2.8

 毎日体を動かしているアスリートは、健康で元気なイメージがありますよね。ところが激しい運動を続けることによってウイルスなどに対抗する免疫力が低下し、風邪をひきやすいと言われています。さらに練習量や練習強度があまりにも激しい時期が長期にわたってしまうと、オーバートレーニング症候群という状態にもなり、この状態になってしまうと競技を休まざるを得ない状況になってしまいます。普段からアスリートは体調を崩しやすいということを念頭において、免疫力を下げないようにすることが、体調を崩さないためのポイントと言えるでしょう。

 体を鍛えるということは負荷をかけて筋肉などを酷使することにつながります。トレーニング後にしばらく筋肉痛が残ったり、疲労感が残ったりするのは体を回復させる過程の一つですが、この状態は免疫力も低下していることが知られています。こうした免疫力低下の状態から早く回復させるためには十分な休養・十分な栄養が必要であることはいうまでもありません。睡眠不足は免疫力をさらに低下させますし、必要な栄養素を含む食事が十分ではないと筋肉のもととなるタンパク質などが不足し、体づくりにとっては「ただ疲れてしまっただけ」ということにもなりかねません。

 また体調が優れないときに無理をして練習などを続けたり、トレーニングを行ったりすると、さらに体調を崩しやすくなります。発熱時には関節痛などを感じるようになり、その状態でトレーニングなどを行うと関節を痛めるリスクも高まります。もちろん高重量の負荷を扱うこともむずかしいでしょう。「今日はいつもよりハードだったな」「かなり疲れたな」と感じたときは体を休めることを最優先とし、感染症予防のための手洗い・うがいなどを忘れずに行って、明日につながるコンディションを維持できるようにすることが大切です。

  激しい練習やトレーニングの後は十分な休養と栄養をとろう



 



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