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【智弁和歌山】選手座談会「夏はやってやろうという気持ちです!」

2019.7.22

智弁和歌山高校取材の最後は恒例の選手座談会! ナツタイを目前に控えた時期に3選手が座談会に参加してくれました。果たしてどんな本音が飛び出るでしょうか? 智弁和歌山は次戦で粉河高校と対戦します。


写真左から

西川晋太郎(3年)
入江諒(3年)
細川凌平(2年)

監督さんとは“同級生”のような感じ

——お互いのキャラクターについて教えてください。
西川 入江はいい意味で場の空気を和ませてくれるんです。

入江 西川は試合ではピリッとした雰囲気ですけれど、グラウンドを出ると表情が変わります。オンとオフの切り替えがすごいですね。

細川 西川さんは守備もうまいけれど、すごさはそれだけではないです(笑)。


——みんなから見た中谷監督はどんな人ですか?
西川 選手1人1人を信じてくれるというか、試合ではベンチですごく明るく振る舞われるので自分たちは自信をもってプレーすることができます。

入江 プロにおられた時の話をしてくださるんです。それを聴くたびにすごいなと思って。長野さん(=久義/現広島)の話とか…

西川 何の話、してたっけ?

細川 いや、知らないっす。

入江 この2人はその話をたぶん聞いていないですね(笑)。その話を通して一番響いた言葉は“男に惚れられる男になれ”です。

細川 監督は練習や試合で細かい部分にすぐ気づかれて、色んな話をしてくださいます。

西川 キャッチャーをされていたので、普段から周りを見ておられて自分たちが分からないところまで見ています。

入江 確か監督は職業病って言われていました(笑)。


——そういう視野を広げることは、自分たちのプレーでも生かさないといけないと思った?
西川 そうですね。ピッチャーの癖とか、自分もよく見るようになりました。

入江 中学まではピッチャーのクイックのタイムなんて気にせずに走っていたんですけれど、中谷監督から計っておけと言われて意識するようになりました。

西川 みんなそれぞれ、自分で考えるようになったと思います。冬場は特に自分たちで考えてやることが多かったので、その場その場でないが必要かを考える力はついたと思います。

細川 観察力もそうです。周りを見る力もつきました。

西川 人を見て学ぶというか、自分なりにやることも大事だけれど、人から教えられても良いところだけを吸収しろと言われます。


——智弁和歌山で練習をしていく上で大事なことは?
西川 基本的に我の強いヤツが多いので(笑)。自分というものをしっかり持っていないとダメですね。自分の癖を出せるくらいでないと。

入江 そういう意味では西川は一番出せていると思います。

西川 そんなことないですよ(笑)。


——6月の強化練習の内容が少し変わったと聞きました。
西川 振る量と(ノックでボールを)捕る量が増えました。

入江 1年生の時は走る量が多くて、走って終わって気づいたら帰って寝て、起きたらまた練習しているような感覚でした。それくらいしんどかったです。

西川 今も振る量が増えた分、走ってしんどいのとはまた違うしんどさはあります。


——今年のチームはどんなテーマを掲げているのですか?
西川 試合で良い結果が出なくてピリピリした時期もあったんですけれど、マイナスになるような言葉は出さないようにしようってキャプテンの黒川(史陽)を筆頭に言っているので、ミスをしてもむしろ雰囲気を盛り上げるようにしています。

入江 それに中谷監督は自分たちが入学した年にコーチになられたので、自分たちと“同級生”のような感じなんです。

西川 智弁に来て最初の頃、練習の合間にグラウンドの横で一緒にお昼ご飯を食べたこともありました。その時に“3年生になったら一緒に日本一になろう”って言ったことを覚えています。だからこそ、やらないといけないという気持ちにはなっています。

入江 あー、そんな時もあったな。

細川 中谷監督の言葉にはひと言ひと言に力があるんですよ。説得力があります。

西川 経験されている分、言葉に重みがあります。野球ノートに細かい質問をしたら、丁寧に答えを書いてくださいます。

入江 だからこそ、夏はやってやろうという気持ちです!

みなさん、ありがとうございました!
 
(取材・写真:沢井史)

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