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【あの球児、今何してる?】小嶋悠太さん(長野高校→神戸大学)

2021.11.24

卒業後は地元に戻って夢を追う




——4年前のインタビューでは「将来はスポーツに関する仕事に就きたい」と話されていましたけど、就職はもう決まりましたか?
長野に戻って新聞社で働くことになりました。

——地元に帰るんですね! それはご両親も喜ばれたのでは?
両親はそうでもなかったのですが、祖父母はとても喜んでくれました(笑)。

——将来の夢に一歩近づけたんですね。
そうですね。将来的には高校野球やオリンピックなどの大きな大会の取材をしたいと思っていますし、母校が甲子園に出て、長野からオリンピック選手が出て、それを取材できたら最高ですね。

——本格的な野球は大学で終了するということですが、小嶋さんにとって野球とは何でしたか? 一言でお願いします!
なんだろうな? 「苦しい」ですかね。楽しいこともありましたし、思い出もたくさんあるんですけど、それ以上にしんどかった場面がすごく多かったですね。強いチームに所属してきたわけではないのでなかなか勝てなくてそういう部分で苦しんだということもありますし、大学ではじめてレギュラーになれませんでしたし、その中でモチベーションを落とさずに頑張ることも結構苦しかったですし。

——そんな「苦しい」中でも野球を続けられたのは?
高校までは基本的にはキャッチャーで大学でもキャッチャーにこだわってそこを極めようと思っていたんです。でも大学ではセカンドを含めてサードやファーストを守ることになって、そこで一気に野球が広がったんです。

——野球が広がったというのは?
キャッチャーってフライトかバント処理以外に自分でアウトを取ることがないじゃないですか? もちろん自分で試合を進めるところにやりがいはあったんですけど、内野をやってみて自分が27個のアウトのいくつかを積み重ねることで勝利に貢献している感覚がある、新しくやったポジションのことをもっと深く知りたい、そこでもっと上手くなりたいという気持ち、それがモチベーションにあったからですね。だから色んなポジションを経験させてもらって、野球が広がって、それで続けられたのかなと思っています。

——最後に母校の後輩たちにひとこと!
設備面では強豪校にかなわないですけど、頭を使って練習をするということが伝統としてあると思うので、そこは自信を持っていいと思いますし、「甲子園」を目指すというところは変えないで、OBたちにもいい報告ができるように勝つことを目指して頑張ってほしいと思います。


小嶋さん、ありがとうございました!
残り少ない大学生活をエンジョイしてください。

4年前にインタビューした長野高校の小嶋キャプテンに再び会ったら、、、

間もなく夢のスタートラインに立つ、立派な大学生になっていました。

(取材・文:永松欣也/写真:本人提供)

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