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コロナ禍のいまこそ読みたい1冊。『Thinking Baseball—慶應義塾高校が目指す“野球を通じて引き出す価値”』

2020.12.23

新型コロナウイルス感染症対策のため、センバツが中止され、夏の甲子園もなくなり、学校から子どもたちが消えた……。あらゆるものが一旦停止したいまこそ、いままでのやり方をゼロから見直すいい機会なのかもしれません。『Thinking Baseball』は、コロナショックに揺れた2020年の年末年始にぜひ読みたい、よりよい高校野球を考えるための1冊。内容を少しご紹介します。


「高校野球は変わらないといけない!」坊主頭強制無しで春夏連続甲子園出場を決めた慶應高校の“考える野球”を解き明かす。

新型コロナウイルス感染症の流行を受け、中止となった全国高等学校野球選手権大会。甲子園を目指す選手たちに大きな喪失感を与えることになった今夏の出来事は、高校野球のみならず部活動全般の意義を問い直す一つの契機にもなりました。

今こそ高校野球のあり方を問う

大会での勝利だけを目的とした自主性のない練習で、部活動引退後の選手にもレガシーとなる価値を残せるでしょうか。体罰、投球過多、坊主頭の強制……指導者が選手の人生の可能性を狭めていないかを、本書では問いかけます。

創部以来坊主頭の強制なし! 春夏連続甲子園出場の快挙

東海大相模、桐光学園……強豪ひしめく神奈川県で2018年、「文武両道」を謳い、髪型自由、長時間練習なしの慶應義塾高校野球部は春夏連続甲子園出場の快挙を成し遂げました。目先の勝利だけを目指さないことと、強いチームをつくることは両立するのです。

日中は小学校教員、放課後は野球部監督

社会人経験を経て、大学院でコーチング学を修め、小学校教員をしながら高校野球部を率いる森林監督。高校野球部監督としては異色の経歴をもつ森林監督だからこその、選手の将来を見据えた、選手の主体性を重んじる部活動のあり方を示します。

やらせるのではなく考えさせる

2年半という短い期間しかない高校野球。「自分で考えろ」と言って選手に時間を与えるのはかなり遠回りになります。しかし、森林監督が見据えるのは目の前の勝ち負けではなく、高校野球を通して選手がどんな経験をするかなのです。森林監督が考える高校野球を通して得られる「3つの価値」とは?


【著者】森林貴彦
慶應義塾高校野球部監督。慶應義塾幼稚舎教諭。
1973年生まれ。慶應義塾大学卒。大学では慶應義塾高校の大学生コーチを務める。卒業後、NTT勤務を経て、指導者を志し筑波大学大学院にてコーチングを学ぶ。慶應義塾幼稚舎教員をしながら、慶應義塾高校コーチ、助監督を経て、2015年8月から同校監督に就任。2018年春、9年ぶりにセンバツ出場、同年夏10年ぶりに甲子園(夏)出場を果たす。


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