選手

いまどき球児たちの本音が聞ける!?選手座談会|健大高崎

2019.2.14

『大恋愛』『代償』...小説を選手間で回し読み



――これまで対戦した中で一番すごかった選手は誰ですか?
「くまのベースボールフェスタで対戦した(創志学園の)西君ですね。あと実際に試合はしていませんけど東邦の石川君は小学校の時から凄いと評判で、プレーを見ても実際に打球とか凄かったです」
田口「自分も西君ですね。ストレートは速いのは分かっていてイメージしていましたけど、やっぱり速くて。あとスライダーは見えなかったです。あんまり空振りしないんですけど、どう打ったらいいか分からなかったです」
「自分は左打なんですけど、(西の)チェンジアップがストレートと同じ腕の振りで、ボールも途中まで同じ軌道で来て、振りにいったら逃げていく感じでした」
 
――試合自体は4-0で勝ちましたけど、そのことが自信になりましたか?
「相手のミス絡みで先制したのでそんなに自信がついたという感じはないです」
田口「ただ、打って勝ったというよりもちゃんと守って0点で抑えられたことはチームとして良かったと思います」

――ライバル校をあげるとするとどこですか?
三人「前橋育英です」

――去年の春は勝ったけど夏はずっと負けていますね(夏の群馬大会は3連敗中)。先輩たちが勝てなかったのを見て、足りないと感じるような部分はどこにありますか?
田口「去年とかは選手個人で見れば絶対に負けてなかったと思います。それでも勝てないのは育英がスローガンにしている『凡事徹底』を本当に徹底してやっていて。健大も練習は意識高くやっていると思うんですけど、私生活とか普段から意識高く取り組むという点で差があったのかなと思います。夏はそういう部分が本当に大事なんだなと感じました」

――他に気になるチーム、選手とかいますか?
「まだ対戦していなくて見てもいないんですけど、桐生第一に二人いいピッチャーがいると聞いているのでそれは気になっています」
 
――『機動破壊』の本は入学前から全員が読むように言われていると聞きましたけど、普段他に本を読んだりしますか?
「小説とかは結構読みます。今自分は『大恋愛』読んでいます」
田口「最近読んでめっちゃ面白かったのは『代償』ですね。面白いのがあると結構選手間で回したりして読みます」

――寮には自習室もありましたけど、普段勉強はしますか?
田口「寮ではしないです(苦笑)」
川村「テスト前だけですね。夜詰め込むだけです。赤点とると課題が出て、練習に出られなくなるので」

――ちょっと話は変わりますが、将来もしドラフト1位でプロ入りして契約金1億円もらったら何に使いますか?
川村「自分は車買いますね。911(ポルシェ)のカレラが欲しいです(笑)」
「半分は貯金して、半分はその時ほしいものを買います」
田口「とりあえず東京とかに行ってみて、街をブラブラして、欲しいものを見つけたら買う、みたいな感じですね」
 
――辻くん、今欲しいものはない?
「今は正直あまり出てこないです。休みも含めて時間が欲しいです(笑)」
 
――普段の生活まで色々話してくれてありがとうございました。最後に最終学年での意気込みをそれぞれお願いします。
「まずは前橋育英を倒して夏の甲子園に出て、最終的には甲子園でも優勝できるように取り組んでいきたいです」
田口「自分も夏の群馬大会の決勝で育英に勝って、全国制覇目指してやります」
川村「勝つためには全員の力が必要だと思うので、試合に出ていないメンバーも下級生も含めて全員で一つにならないといけないと思います。全員が一つの方向を向いて、小さいことから取り組んでいくようにしていきたいです」

きついトレーニングの後にありがとうございました!
(取材:西尾典文/写真:編集部)


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