自分が考えていることを言葉で表現しなければ、相手には伝わらない。定期的にミーティングを開き、会話をすることの重要性を伝えたという。「こっちが『何で?』『なぜ?』と質問しているときに、『はい』とか『すいません』という返事はおかしいやろう?
『こんなことを考えていました』とかそういうことを言えないと、コミュニケーションが取れない。社会に出たときに、必要とされない人間になってしまうぞ。『はい』と言われたら、会話が続かないと思わん?」
履正社の選手たちは、指導者からの問いに、自分の言葉でよく喋しやべっていたという。それだけ、考えて野球をやっていた証あかしと言える。「こっちに来てからは、とにかく喋らせる機会を増やすようにしています。シートノック中に何か気になるプレーがあれば、『なぜ、そういうことが起きた?』と聞いて、間違っていてもいいので、答えさせる。何か答えがあれば、それに対して、こっちも何か言うことができるので。頭を使って野球をしてほしいんですよね」
(続きは書籍でお楽しみください)
「甲子園優勝監督の失敗学」
大利実
KADOKAWA
2024/7/31発売
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