1+1を10にも1000にも......この夏は総力戦!
新戦力も現れた。森下が投げられない間に速球派右腕の森田大翔が台頭。スピードガンの数値は140キロ台前半でも、打者のバットを押し返すような球威が魅力のスリークオーターだ。強豪相手の練習試合でも結果を残し、今まさに旬を迎えている。森下と二枚看板を張っていた平野順大も一時停滞していたものの、復調の気配を見せている。さらに森下もここへきて左ヒジが順調に回復しつつある。「7割くらい戻ってきました」と、ぶっつけ本番ながら夏には間に合う可能性が出てきた。
今夏の戦い方について聞くと、小牧監督は「総力戦」と断言した。
「1+1を2ではなく、10にも1000にもしないと勝てないと、選手には言い続けています。束になって戦う京都国際のスタンスをあらためて思い返して、最終的に相手より1点多く取っていればいい。みんなの力を結集させて勝たなアカンと」
たまったフラストレーションを発散する舞台は、もうすぐそこにある。今夏に底力を見せて初めて、「京都国際はコロナに負けなかった」と胸を張って言えるはずだ。(取材・文・写真:菊地高弘)
関連記事
-
【京都国際】プロ注目左腕・森下瑠大「日本一を獲ることしか考えていません」2022.7.20
選手 -
【京都国際】選手座談会|先輩後輩関係なく自分の意見を言える!それがこのチームの良さ!2019.11.26
選手 -
【京都国際】試行錯誤と新たな試みで見えてきた甲子園2019.11.25
学校・チーム -
【京都国際】狭いグラウンドで磨き上げられる内野守備2019.11.18
学校・チーム