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【京都国際】この夏は総力戦!センバツ辞退の悔しさを晴らす

2022.7.19

1+1を10にも1000にも......この夏は総力戦!

新戦力も現れた。森下が投げられない間に速球派右腕の森田大翔が台頭。スピードガンの数値は140キロ台前半でも、打者のバットを押し返すような球威が魅力のスリークオーターだ。強豪相手の練習試合でも結果を残し、今まさに旬を迎えている。



森下と二枚看板を張っていた平野順大も一時停滞していたものの、復調の気配を見せている。さらに森下もここへきて左ヒジが順調に回復しつつある。「7割くらい戻ってきました」と、ぶっつけ本番ながら夏には間に合う可能性が出てきた。

今夏の戦い方について聞くと、小牧監督は「総力戦」と断言した。

「1+1を2ではなく、10にも1000にもしないと勝てないと、選手には言い続けています。束になって戦う京都国際のスタンスをあらためて思い返して、最終的に相手より1点多く取っていればいい。みんなの力を結集させて勝たなアカンと」

たまったフラストレーションを発散する舞台は、もうすぐそこにある。今夏に底力を見せて初めて、「京都国際はコロナに負けなかった」と胸を張って言えるはずだ。(取材・文・写真:菊地高弘)

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