学校・チーム

【柴田】谷木亮太投手インタビュー&選手座談会

2021.1.27

遠藤瑠祐玖主将・我妻秀飛選手・村上太生輔選手に聞く


(左から)我妻秀飛選手、遠藤瑠祐玖主将、村上太生輔選手。堅い守備で勝ち上がった東北大会で活躍を見せた選手たちに、冬の個人目標を語ってもらった。

――東北大会が終わってから、どのように過ごしていましたか?

遠藤:東北大会準優勝を果たせて、全員の意識が高まりました。時間が経って日に日に甲子園というものが大きくなってくるので、不安と楽しみが両方あります。

我妻:大会が終わって1回スイッチが切れた感じもあったんですけど、甲子園をイメージした練習をしていく中で意識が高まっています。

村上:大会では色々と自分たちの力を出せたところはあったんですけど、出せなかったところもあった。力を出すためには練習して確率を上げていくしかないと思いました。冬の練習でみんなで力を合わせて練習していけば、甲子園に行ったとしてもいい結果が出ると思っています。

――今日の練習を見ていると、朝から走塁の練習をしていましたね。

遠藤:はい、やっています! そこは毎日こだわって練習していることです。大会前から、走塁は武器にしていこうと話をしてきました。

――東北大会で目立ったのは我妻選手の走塁でしたね。塁上ではどんなことを意識しているのですか?

我妻:ピッチャーの癖を見抜くことですね。練習のときは、そのピッチャーにもよるんですけど、体重移動なんかを見ています。

――村上選手は足も速いし、打撃とからめるとより長打も狙えますよね。東北大会の後半、打撃で結果が出ていましたが、何か意識を変えたんですか?

村上:少しボールを下から見ていたので、ボールを上から見ることによって、低めの見極めができるようにしました。

――そのことになぜ気づいたのですか?

村上:東北大会では、序盤の2試合通して1本もヒットを打てなかったので、打てないのはスイングじゃなくて、ボールの見方なのかな? と気づいて、フリーバッティングで打ってみたらうまくいったので、それを試合でやってみようと思いました。

――このチームの強みは何だと思いますか?

遠藤:一番は守備の堅さですね。谷木中心にいいリズムを作って、リズムに乗っていい守りができたことが一番でした。

――捕球練習も、ノーバウンド捕球など何種類もやっていましたよね。

遠藤:地道な練習でキツイんですけど、重心を下げて、コツコツやっています。

――5番打者の村上選手は、打撃でさらに上げていきたいところはありますか?

村上:長打を増やせるように取り組んできたんですけど、それでアベレージが下がってしまっていたので、チャンスで1本打てるように技術面も精神面も上げていきたいです。

――冬の取り組みでの個人目標をお願いします。

我妻:もっと足を速くしたい。それと体重が軽いので、もっと体重を増やして打撃のパワーもつけたい。体重を64キロから68キロに増やしたいです。

遠藤:個人的にはもっとバッティングでの波をなくしたい。秋は7番を打ちましたが、下位打線でも波がなければつながる。僕は長打はないので、そこは上の打線にまかせて、自分たちは打率をもっと残せるように、守備の面でも確率を高められるようにやっていきたい。

村上:バッティング面で変化球でタイミングをずらされたときに、しっかり足で溜められるようにしたい。そのために脚の筋力をしっかりつけたいです。守備面では我妻君のように脚が速ければ守備範囲が広くなる。ヒットゾーンを狭くするために、自分も脚を速くすることが目標です。

◆プロフィール
主将・遠藤瑠祐玖(えんどう・るうく)
遊撃手兼投手・2年
背番号6
右投右打
174センチ・68キロ
宮城北部シニア出身

我妻秀飛(あがつま・しゅうと)
右翼手・2年
背番号9
右投左打
174センチ・65キロ
山元町山下中野球部出身

村上太生輔(むらかみ・たいすけ)
中堅手・2年
背番号8
右投左打
172センチ・77キロ
宮城臨空シニア出身

リポート第1回 足と守備で私学打破。決勝敗戦も「お前たちすごいぞ。俺は誇りに思うぞ」
リポート第2回 こうして僕らは強くなった! 東北大会準優勝を勝ち取った練習初公開


(取材・文・撮影/樫本ゆき)
  • 1
  • 2


PICK UP!

新着情報