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【ネクストステージ】大学野球をもっと知ろう!高校球児のための東京六大学ガイド

2017.2.24

知ってるようで実はよく知らない「大学野球」を現役高校球児に向けにガイドします!今後の進路の参考にしていただけると幸いです!
第一回目は日本で最も長い歴史を誇る「東京六大学野球連盟」を恐れ多くもガイドしちゃいます。


About 東京六大学

■加盟大学(6校)
早稲田大学(私立)
慶應義塾大学(私立)
明治大学(私立)
法政大学(私立)
立教大学(私立)
東京大学(国立)

■リーグの野球偏差値:70

■使用球場:明治神宮野球場

■順位決定方式:勝ち点制(2戦先勝で勝ち点1)

■リーグの特徴:
言わずと知れた日本で最も長い歴史を誇る大学野球リーグ。かつてはプロ野球以上の人気を誇り、数々の名選手を輩出している。連盟が誕生する起源となったことから、リーグ戦の最終戦は必ず早慶戦となっている。

法大が昭和40年代、50年代、60年代と三度のリーグ四連覇を達成するなど長く優勝回数でもリードしてきたが、2000年代に入ると早大が復活し、一昨年に優勝回数でトップに立った。しかし過去10年では明大が台頭。昨年も春秋連覇を達成し、早大と法大の優勝回数に迫っている。また、低迷が続いていた立大もここ数年は積極的なスカウティングでチーム強化を図り、昨年春は優勝まであと一歩のところに迫るなど力の差は小さくなっている。
唯一優勝のない東大は現在38季連続最下位。しかし2015年春にリーグ戦の連敗を94で止めてからは4季連続で勝利をマーク。今年はドラフト上位候補とも言われる宮台康平投手を擁しており、最下位脱出の期待も大きい。

東大を除く5大学はスポーツ推薦、AO入試、指定校推薦などの制度がある。各大学で基準はそれぞれ異なるものの、毎年甲子園出場経験のある選手が数多く入学しており、そのレベルの高さは全国でも随一。小宮山悟(早大→ロッテなど)、江尻慎太郎(早大→日本ハムなど)は二年間浪人の末入学を果たしてプロ入りを果たした選手はいるものの、一般入試でレギュラーとして出場している選手は決して多くはない。また学部によっても異なるが、一般入試に必要な学力も総じて高い。全試合を学生野球の聖地である神宮球場で行えるというのも大きな魅力であり、あらゆる意味で日本最高峰の大学リーグと言えるだろう。

加盟大学データ

早稲田大学

・ベンチ入りメンバー野球偏差値:70
・ベンチ入り難易度:★★★★☆
・スポーツ推薦:
・練習会、セレクション:練習会を8月に実施(2016年実績)
*あくまで説明と練習体験で入試の合否には無関係
・グラウンド所在地:東京都西東京市

・レギュラー選手の主な出身校:
浦和学院、作新学院、日大三、静岡、早稲田実業(2016年実績)

・近年の主なプロ入り選手:
石井一成(2016年:日本ハム2位・作新学院)
重信慎之介(2015年:巨人2位・早稲田実)
茂木栄五郎(2015年:楽天3位・桐蔭学園)
有原航平(2014年:日本ハム1位・広陵)
中村奨吾(2014年:ロッテ1位・天理)

・プロ以外の主な野球継続チーム(社会人):
トヨタ自動車、Honda鈴鹿、明治安田生命、JX-ENEOS、JFE東日本

・野球以外の主な就職先:
伊藤忠商事、野村証券、ソフトバンク、みずほファイナンシャルグループ、テレビ朝日(2016年実績)

慶應義塾大学

・ベンチ入りメンバー野球偏差値:69
・ベンチ入り難易度:★★★★☆
・スポーツ推薦:
*AO入試、指定校推薦、自主応募推薦など
・練習会、セレクション:Summer Academyと練習会を8月に実施(2016年実績)
*あくまで説明と練習体験で入試の合否には無関係
グラウンド所在地:神奈川県横浜市港北区

・レギュラー選手の主な出身校:
慶應義塾、South Torrance、仙台育英、浜松西、沖縄尚学(2016年実績)

・近年の主なプロ入り選手:
加藤拓也(2016年:広島1位・慶応義塾)
山本泰寛(2015年:巨人5位・慶応義塾)
横尾俊建(2015年:日本ハム6位・日大三)
白村明弘(2013年:日本ハム6位・慶応義塾)
福谷浩司(2012年:中日1位・愛知県立横須賀)

・プロ以外の主な野球継続チーム(社会人):
トヨタ自動車、JX-ENEOS、日本製紙石巻、JFE東日本、東京ガス

・野球以外の主な就職先:
日本放送協会、アクセンチュア、丸紅、三井住友海上火災保険、三菱商事(2016年実績)

明治大学

・ベンチ入りメンバー野球偏差値:72
・ベンチ入り難易度:★★★★★
・スポーツ推薦:
・練習会、セレクション:8月にセレクションを実施(2016年実績)
・グラウンド所在地:東京都府中市

・レギュラー選手の主な出身校:
横浜、宇都宮工、国学院久我山、佼成学園、九州学院(2016年実績)

・近年の主なプロ入り選手:
柳裕也(2016年:中日1位・横浜)
星知弥(2016年:ヤクルト2位・宇都宮工)
佐野恵太(2016年:DeNA9位・広陵)
中道勝士(2016年:オリックス育成5位・智弁学園)
上原健太(2015年:日本ハム1位・広陵)

・プロ以外の主な野球継続チーム(社会人):
JR九州、富士重工、日立製作所、明治安田生命、ヤマハ

・野球以外の主な就職先:
三菱東京UFJ銀行、住友林業、アサヒビール、日本アクセス、旭化成ホームズ(2016年実績)

▼法政大学

・ベンチ入りメンバー野球偏差値:70
・ベンチ入り難易度:★★★★★
・スポーツ推薦:
・練習会、セレクション:8月にセレクションを実施(2016年実績)
・グラウンド所在地:神奈川県川崎市中原区

・レギュラー選手の主な出身校:
東邦、中京大中京、履正社、阪南大高、小高工(2016年実績)

・近年の主なプロ入り選手:
木下拓哉(2015年:中日3位・高知→法政大→トヨタ自動車)
石田健大(2014年:DeNA2位・広島工)
西浦直亨(2014年:ヤクルト2位・天理)
三上朋也(2013年:DeNA4位・県岐阜商→法政大→JX-ENEOS)
山本翔也(2013年:阪神5位・福井工大福井→法政大→王子)

・プロ以外の主な野球継続チーム(社会人):
東邦ガス、明治安田生命、Honda熊本、新日鐵住金かずさマジック、Honda鈴鹿

・野球以外の主な就職先:
JTB、第一生命、日清製粉、豊田通商、大和証券(2016年実績)

立教大学

・ベンチ入りメンバー野球偏差値:70
・ベンチ入り難易度:★★★★★
・スポーツ推薦:
・練習会、セレクション:練習会を8月に実施(2016年実績)
*あくまで説明と練習体験で入試の合否には無関係
・グラウンド所在地:埼玉県新座市

・レギュラー選手の主な出身校:
報徳学園、大阪桐蔭、浦和学院、国学院久我山、西南学院(2016年実績)

・近年の主なプロ入り選手:
田中和基(2016年:楽天3位・西南学院)
田村伊知郎(2016年:西武6位・報徳学園)
澤田圭佑(2016年:オリックス8位・大阪桐蔭)
大城滉二(2015年:オリックス3位・興南)
戸村健次(2009年:楽天1位・立教新座)

・プロ以外の主な野球継続チーム(社会人):
明治安田生命、Honda鈴鹿、JR東日本、Honda、西濃運輸

・野球以外の主な就職先:
アサヒグループ食品、読売広告社、サントリー・ホールディングス、三菱UFJ信託銀行、三井住友銀行(2016年実績)

東京大学

・ベンチ入りメンバー野球偏差値:55
・ベンチ入り難易度:★★☆☆☆
・スポーツ推薦:
・練習会、セレクション:練習会を8月に実施(2016年実績)
*あくまで説明と練習体験で入試の合否には無関係
・グラウンド所在地:東京都文京区

・レギュラー選手の主な出身校:
湘南、県多摩、聖光学院(神奈川)、修猷館、西大和学園(2016年実績)

・近年の主なプロ入り選手:
松家卓弘(2004年:横浜9位・高松)
遠藤良平(1999年:日本ハム7位・筑波大付)

・プロ以外の主な野球継続チーム(社会人):
東邦ガス

・野球以外の主な就職先:
さいたま市役所、TBSテレビ、電通、野村証券、トヨタ自動車(2016年実績)

その他リーグデータ

■通算優勝回数(2016年秋季リーグ終了時点)
早稲田大学:45回
法政大学:44回
明治大学:39回
慶應義塾大学:34回
立教大学:12回
東京大学:0回

■過去10年間のリーグ戦優勝回数(2007年春〜2016年秋)
明治大学:8回
早稲田大学:7回
慶應義塾大学:3回
法政大学:2回
立教大学:0回
東京大学:0回

■過去10年間の全国大会優勝回数(2007年春〜2016年秋)
早稲田大学:4回
明治大学:2回
法政大学:1回

合計:7回(2位/26連盟中)

■過去10年間の全国大会勝利数(2007年春〜2016年秋)
早稲田大学:20勝
明治大学:15勝
法政大学:6勝
慶應義塾大学:5勝

合計:46勝(1位/26連盟中)

■現役プロ野球選手数(NPBおよびMLB)
早稲田大学:20人
明治大学:19人
法政大学:9人
立教大学:6人
慶應義塾大学:6人
東京大学:0人

合計:60人(2位/26連盟中)

(データ・文:西尾典文)