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【中村高校】選抜甲子園出場校の食トレにクローズアップ!

2017.2.23

「Timely!」No.42号掲載に先駆けて昨年12月に先行してオフトレーニングの様子を紹介した高知県立中村高校。本誌掲載版の食トレレポートをお届けします!


【強さの秘訣3】保護者と選手への食事指導

選手全員が地元出身で自宅から通学しているということもあり、食トレを行うには保護者の協力と知識向上が必要不可欠である。そのような考えから専門の栄養士を招き、月に一度勉強会を実施している。保護者にもメールや資料で指導があり、ただ量を食べるだけでなく、どのタイミングでどのような栄養素が必要かなど身体を大きくするための知識を学び、一体となって食トレに取り組んでいるのだ。選手に気をつけていることを聞くと「砂糖の多い甘いものはビタミンを壊すので控えて、糖質はなるべくご飯で摂るようにしています」と的確な回答が返ってきた。勉強会の効果は上々と言えるだろう。

保護者も巻き込んで実施し、全体で食事への意識を高める

「ウエイトとメンタルトレーニング、そして食トレは人数に関係なくできる」と話す横山監督。前任校でも食事と身体づくりの重要性は感じていたそうだが、部員の多さから足並みを揃えることができず、チーム全体では取り組めていなかったという。しかし中村高校では保護者会の理解もあって、全員で取り組むことが可能になった。これも少人数のハンデをプラスに変えた一つの例と言えるだろう。

「いろいろな考え方があるとは思いますが、うちのような学校の選手は身体がとにかく細い。だからまずは身体を大きくするということが第一歩だと思います。ウエイトも大きい負荷でゆっくり動かして、胸の周りや体幹を大きくすることを重視しています。毎日選手を見ているので、自分では気づきにくいのですが、うちは中高一貫校なのでたまに中学生の選手を見かけると、やっぱり大きくなっているなとは感じますね。最初はなかなか食べられなかった選手もいましたが、今では全員積極的に食べていますね」。

公立校であっても、強くなるために必要な投資は行う。中村高校では、知識がないと難しい食トレは専門のトレーナーを導入。その甲斐あって選手たちの意識は高い。練習の合間にも、各人に必要な栄養を補給するため、お弁当やおにぎりを口に運ぶ選手が多かった。

お昼の弁当以外にもおにぎりやタッパーでご飯を持っている選手が多く、練習の合間に食べるようにしている。練習後は時間を空けず、強化食をとることもポイントだ。

ピックアッププレイヤー

岡上 颯くん(2年/外野手)
決めているのは1日に2,000gは白米を食べることです。一度に多くは食べられないのでお弁当以外に6個おにぎりを持ってきて少しずつ食べています。筋肉がついて足も速くなって打球も飛ぶようになりました。春までにもっと大きくして柵越えを打ちたいです。

泥谷 和希くん(2年/投手)
自分はとにかく量を食べようと思い、一日5食は食べるようにしています。3ヵ月くらい前は吐いてしまうこともありましたが、今ではだいぶ食べられるようになりました。冬にさらに体重を増やして、走者を置いてからも粘り強く投げられるようにしたいです。