3回目の今回は趣向が少し変わり、オリスタ会場は野球未経験者を対象にして、20校約380人の高校球児がコンシェルジュとなって奮闘した。長野西高の久保田創太君(1年)は「僕も小さいころに褒めてもらえてうれしかったので、子どものことをできるだけ褒めた」と気遣った。根気よくキャッチボールの相手をした長野工高の中田拓久斗君(2年)は「子どもが捕りやすいように下から投げてあげた。野球の楽しさを感じてもらえたらうれしい」。長野商高の和田高陽君(2年)は投げ方などもアドバイスし「子どもがうまくなったら楽しそうで、こちらもうれしい。僕も野球を始めたころのわくわくした気持ちになれて原点に帰れた」と笑顔を見せた。
これまでも主催者や参加高校に「高校生のおかげで楽しくできた」「〇〇高校を応援しています」などの感謝や応援のメッセージが電話や手紙などで寄せられている。
実行委員長の齋藤貴弘・篠ノ井西中学校教諭(主催の県青少年野球協議会北信地区協議会地区長)は「何といっても高校生はあこがれの立場で、目標になる。高校生たちもこの機会を通してそう自覚し、日ごろの生活に臨むことができる」とその貢献度に感謝している。(取材・写真:小池剛)
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