学校・チーム

【敦賀気比】甲子園で強打を見せるチームのバッティング練習

2019.10.8


 今夏の甲子園では2回戦の国学院久我山戦で杉田翔太郎選手が甲子園史上6人目のサイクル安打を達成した。練習に真摯に向き合って取り組んでいた杉田の姿を見てきた選手も多く、頑張れば何かを得られると、身近な先輩の偉業はチームに大きな刺激となっている。

 バッティング練習が終わると、バットを持った選手たちがグラウンド横に整列し、スイングが始まった。笛の音に合わせて1本、1本をしっかりと振り込み、その数は1日で計200スイング。この振り込みは敦賀気比の日課のメニューだ。夜間照明が煌々と照りつけるグラウンドに笛の音が響き続け、気がつけば時計の針は20時近くになっていた。選手たちは後片付け、グラウンド整備ののち足早にグラウンドを後にした。

 冬場になると、1日1000スイングの振り込みに体幹トレーニングなど、厳しいメニューの毎日が続く。だが、この練習を乗り越えてチームは県を勝ち上がり甲子園でその成果を発揮してきた。現チームは来年以降、期待値が高いだけに冬場の成長次第では全国の上位も狙える。これからのチームの歩みにも要注目だ。(取材・写真:沢井史)
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