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球児も!指導者も必見!コーチングの権威に聞く! 勝つための極意

2019.9.4

社会人野球の監督や花咲徳栄高校の総監督などを歴任し、現在は「清水隆一コーチングカレッジ株式会社」の代表を務める清水隆一さんが語るコーチングのあるべき姿とは?また高校生が取り組むべき練習法や、サプリメントの重要性など、球児たちへのアドバイスを伺いました。


教えすぎは禁物。
選手自身が考える環境を。

清水さんによると、指導者は「支配型」「協調型」「放任型」の3つのタイプに分かれるといいます。そして高校野球の指導者に最も多いのが「支配型」だそうです。たとえば選手が打てると思った球を振ると、「なんでボール球を振るんだ!」と怒る監督がいるのです。自分の意志で行動したことを否定された選手はどうなるでしょう。チャレンジすることを辞めてしまうのです。

支配型の指導者が多い理由は、3年間という限られた時間のなかで成果を出すために、「自分の思い通りに動かしたほうが楽」という考えがあるからだと、清水さんは指摘します。しかし、それでは選手たちの成長にはつながりません。チャレンジの重要性を理解することが、なにより指導者には求められるのです。

「例えば子どもたちを自由が許されるフィールドに解き放つと、いろんなことをする子が出てくるし、個性も出てくるでしょう。このフィールドから出なければいいというルールだけを設け、あとは自分の考えで行動していい。そういう環境を与えれば、子どもたちの可能性は大きく広がるはずです。それはダメだと否定せず、その子の個性を吸い上げることが、本来指導者がやるべきことなんです」

清水さんは「大木理論」というものを提唱しています。木の幹の部分だけはチームとして統一した考えを設け、枝葉を伸ばすのは選手たち自身だという考え方です。

「枝葉まで全部教えてしまうと、融通が利かなくなってしまいます。試合中もことあるごとに、監督のサインを確認してしまうでしょう。状況を見極め、今何をするべきか。そこは選手たちの判断を尊重するべきなのです」

教えすぎると人間は思考を止めてしまうそうです。これは野球だけでなく、社会にも通じること。“指示待ち人間”となってしまい、自ら行動を移さなくなってしまうのです。

「元々コーチには馬車という意味があります。馬車に乗せた大切な人を目的地まで安全に運ぶことがコーチであり、だからこそプレーヤーファーストでなければいけないんです」

自分のプレーを言語化し、
イメージすることが重要

選手の立場では、指導者を選べない現実があります。図らずも支配型の指導者の下でプレーすることになった場合、選手たちはどのように対応していけばいいのでしょうか

「10年1万時間という理論があります。一流を極めている人は、全体練習以外にも、1日に3時間ほど自分で考えた練習をしています。それが10年積もると、約1万時間になる。もっと上手くなりたいのであれば、自分で考えた練習時間を少しでも作ったほうがいいでしょう」

個人練習といっても、走り込みや筋トレといったハードなものである必要はありません。清水さんは「思考と言語」をキーワードに挙げます。

「例えば、自分のバッティングフォームを、自分で解説するというのは、実に効率的なトレーニングです。口に出すことで言語中枢の横にある空間認知能が磨かれるので、思考力がアップするんです」

どのように構え、どのようにバットを振り、どのように足を動かすのか。その一つひとつの動きを考え、言語化することで、イメージは膨らみます。そうすることで客観的に自分を見ることができ、どこが欠点なのかを理解することができるのです。

高校生であれば、部活の後に、家に帰って勉強をしなければいけません。個人練習の時間を取ることは、なかなか難しいでしょう。限られた時間のなかで、効率的に練習をすることが重要になってきます。しかし、この言語化トレーニングであれば、100回素振りをするよりも効果的だと清水さんは言います。

「独り言でいいんです。自分のフォームをイメージしながら口に出し、自分の脳にインプットするトレーニングなので、お風呂の中でもできますよ。細かいところまでイメージし、そのイメージをしっかりと持って、次の日の練習で実践する。何も考えずに100回バットを振るより圧倒的に有意義なんです」

サプリメントの活用は
今の高校野球には欠かせない

日々のトレーニングは当然、レベルアップのために必要ですが、一方で清水さんは休養・回復の重要性も訴えます。

「トレーニングと休養のバランスはすごく大事なこと。トレーニングをすることで筋肉に負荷がかかるのは必然です。それを補うための栄養が必要になるのは当然。食事と睡眠が何より大事ですが、自然の食物からとれない栄養素もあります。そのために高校生であっても、アミノバイタルなど、栄養を補助するものを活用することを推奨したいです」

プロテインやサプリには多くの種類があるため、その特徴や使用タイミングなどの知識が必要になります。アミノバイタルのような簡単に飲めるものは、手間が省けるので取り入れやすく、補うべき栄養素も配合されています。また栄養素に関しては知識があったうえで、摂取してほしいのですが、高校生が独学でしっかりと理解するのは難しいため、今の指導者には栄養に関する知識も求められているのです。知識を身に付け、その重要性を選手たちに伝えていく。これは技術論と同じように、大切なことなのです。

「練習以外に栄養学を教える時間を設けるのもいいでしょう。なぜ、飲む必要があるのか。そのロジックを知れば、選手たちも興味を持ち、率先して補給しようと心がけるようになるはずです」

食事以外で栄養素を補給することは体つくりや日々のケアにもつながるなど、スポーツ選手にとって今や欠かせないものとなっています。それを日常的に使用する環境作りが、求められているのかもしれません。

とりわけ高校野球の集大成となる夏は、アミノバイタルなどを活用したコンディショニングが大きな役割を果たします。野球とは関係ないことでプレー機会が失われるのは避けたいところ。コンディションの維持は最高のパフォーマンスを発揮することにつながるのです。

「今は温暖化の影響もあり、甲子園のグラウンド上では、40度を超える日もあります。気温に左右されないためにも、アミノバイタルなどの手軽に飲むことのできるアイテムを有効活用することが大切です」

まとめ

コーチングでなにより大事にしてほしいのは、「選手自身が考えること」だと清水さんは言います。

「考え、工夫するという部分を奪い取ったら野球をする意味がありません。教えすぎず、どうやってサポートしていくのか。考え、工夫することが野球を離れたときに活かされていくんです。本来はそういう野球界にしないといけないのですが、そうはなってはいないのが現状でしょう」

大事なのは、勝つことを目的にしないということ。「甲子園出場」という“目標”を掲げるのはいいでしょう。しかし、それを“目的”にしてはいけないのです。

「甲子園に行くことを目的にしてしまうと、過程の部分を奪い取ってしまうんです。あくまでも目的は選手たちが自ら考えて、社会で生かせるような考え方を身に付けること。勝つことは目的ではなく、あくまで目標にしてください」


Profile

清水隆一コーチングカレッジ株式会社 代表取締役
清水 隆一さん

社会人野球の名門・熊谷組の監督を経て、2001年国際コーチ連盟プロフェッショナルコーチ資格取得。同年6月に花咲徳栄高校野球部総監督に就任し、同校を夏の甲子園初出場に導く。2006年に清水隆一コーチングカレッジ株式会社を設立。


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